近年、海外大学進学への希望者は増加傾向にあり、また卒業生を積極的に採用する企業も増加しています。このような状況に伴い、海外進学についての進路指導アドバイスを求められることも多いというお声を頂き、国際教育の推進と教育機関の国際化支援を目的とする当財団では、進路指導ご担当の先生方を対象に、NIC校長 廣田和子による「海外進学に関する進路指導セミナー」を、毎年全国各地で開催してまいりました。参加された先生方からは「学校全体で海外留学についての意識を共有したい、生徒や保護者のための勉強会を行ないたい」という声も多く頂くようになり、後日、各学校での個別講演会や教員研修等を行なう事も増えてきました。今回は、今春に開催し好評いただいた【知的体力の育成】をテーマとし、PART IIを行なうこととなりました。もちろんPART Ⅰにご参加されていない方もご参加できます。

知的体力とは、単なる知識とは異なり、Critical Thinking（分析的思考力）、Creative Thinking（創造的思考力）そしてExperience（体験）が加わって育成される『生きる力』です。文部科学省の高校生意識調査では、日米中韓の比較で、日本の高校生が将来に希望を持てず、勉強への意欲が低いこと、また厚生労働省の調査では中学生の4人に一人がうつ状態であることなどが発表されています。このような子ども達に将来への夢と希望を持たせ、一人ひとりが将来の国際社会で活躍できる土台を提供するのが我々大人の役割であることは間違いありません。ぜひ一人でも多くの先生、保護者の皆様のご参加をお待ちしています。