カリフォルニア大学バークレー校University of California, Berkeley

ロケーション
バークレー, カリフォルニア州
タイプ
州立
設立年
1868
総学生数(学部生数)
42,591(30,853)(1)
教職員数
2,393
学生-教職員比率
17.8 : 1(2)
学部学生男女比率
48 : 50(1)

(1)カリフォルニア大学バークレー校「UC Berkeley Quick Facts」(2)「By the numbers」より

教職員数は学生-教職員比率より算出

Overview

カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley。UCバークレー校)は、セイザー塔(1917年建造)がシンボルで、サンフランシスコの東(車で約30分)に位置するバークレー市(人口約50万人)にあります。

研究・リサーチの分野で抜群の強さを発揮するカリフォルニア大学バークレー校には、ノーベル賞受賞者、ピューリッツァー賞受賞者の現役教授スタッフも数多く、スタンフォード大学とともに西部を代表するトップ大学のひとつです。

設立は、1868年で、州内に9つあるカリフォニア大学の中でも最も古い歴史を持つ、カリフォルニア大学の本校(フラッグシップキャンパス)でもあります。

サンフランシスコ湾を見下ろせる丘に広がるバークレーの街は、まさにカリフォルニア大学バークレー校を中心としたカレッジタウン。

42,591人(30,853が学士号課程。2019年秋データ)いる学生は、自由な気風を大事にするサンフランシスコで勉学にスポーツに打ち込んでいます。

カリフォルニア大学バークレー校

Photo by Charlie Nguyen (CC BY 2.0)

公式YouTubeビデオ

Ranking

World University Rankings 2022The Times Higher Education
8
QS World University Rankings 2022The QS Top Universities
32
US College Rankings 2022The Wall Street Journal/Times Higher Education
36
2022 Best National University RankingsUS News Best Colleges
22
2022 Top Public SchoolsUS News Best Colleges
2
America's Top Colleges 2021Forbes
1

Tuition & Fees

2020-2021 学部生の年間予算見積Undergraduate Student Budgets 2020-21

学費Tuition and Fees
14,254
カリフォルニア州非居住者 追加授業料Nonresident Supplemental Tuition
29,754
住居費&食費(キャンパス内寮生活の場合)Room and Board(Living in a Campus Residence Hall)
17,952
健康保険料Student Health Insurance Plan
3,536
書籍と備品Books and Supplies
1,314
交通費Transportation
594

上記費用は、カリフォルニア大学バークレー校「Cost of Attendance」より抜粋しております。その他の費用および詳細は、カリフォルニア大学バークレー校「Tuition & Fees」をご覧ください。

上記費用は、見積であり、最新の費用ではない場合がございます。大学ウェブサイトでご確認いただくかNIC事務局までお問い合せください。

Academic Programs

設置学部学科

化学部

化学、化学工学、生化学、化学工学/マテリアルサイエンス工学、化学工学/原子力工学

工学部

バイオエンジニアリング、バイオエンジニアリング&経営学、バイオエンジニアリング/マテリアルサイエンス工学、化学工学/マテリアルサイエンス工学、化学工学/原子力工学、土木工学、土木工学&経営学、コンピュータサイエンス、電気工学&コンピュータサイエンス、電気工学&コンピュータサイエンス&経営学、電気工学&コンピュータサイエンス/マテリアルサイエンス工学、電気工学&コンピュータサイエンス/原子力工学、電子インテリジェントシステム、エネルギー工学、工学数学&統計学、工学物理学、環境工学、環境工学サイエンス、地理システム、産業工学&オペレーションズリサーチ、産業工学&オペレーションズリサーチ&経営学、マテリアルサイエンス工学、マテリアルサイエンス工学/機械工学、マテリアルサイエンス工学/原子力工学、機械工学、機械工学&経営学、機械工学/原子力工学、原子力工学、地球工学、構造工学

環境デザイン学部

建築、都市計画、発展途上国における環境デザイン&アーバニズム、建造物史、外構デザイン、環境デザインにおける社会文化要因、サステナブルデザイン、サステナブル環境デザイン、都市研究

文理学部

人文学科

芸術マーケティング学科: 芸術実践、ダンスパフォーマンス研究、映画学、美術史、音楽、演劇パフォーマンス研究

世界文明学科: 古代エジプト&近東の芸術&考古学、ケルト研究、西洋古典文明、オランダ研究、東アジアの宗教思想文化、フランス研究、ドイツ研究、イタリア研究、近東文明、北欧研究、南&東南アジア研究、アルメニア研究、仏教学、美術史、ユダヤ研究、中世研究、ロシア文化

語学文学文化学科: 比較文学、英語、中国語、西洋古典言語、チェコ&ポーランド&ボスニア&クロアチア&セルビアの言語文学、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、イタリア研究、日本語、ラテン語、ロシア言語文学、スペイン&ポルトガル語、アラビア語、東ヨーロッパ/ユーラシアの言語文化、ヘブライ語、ヒスパニック言語言語学バイリンガリズム、イタリア語、韓国語、ペルシア語、ポルトガル語&文学文化、ロシア語、スペイン語と文学、チベット語

哲学修辞学宗教学科: 比較文学、東アジアの宗教思想文化、哲学、修辞学

デジタル人文学科: デジタル人文学

生物科学科

統合生物学、分子細胞生物学、公衆衛生、地球惑星科学

数物理学科

応用数学、数学、数学教授法、天体物理学、大気科学、地球惑星科学、環境地球科学、地質学、地球物理学、海洋科学、惑星科学、物理学、統計学

社会科学科

アフリカ系アメリカ人研究、人類学、認知科学、人口統計学、経済学、アジア系アメリカ人&アジア系ディアスポラ研究、チカーノ研究、民族学、ネイティブアメリカン研究、ジェンダー女性研究、レズビアン&ゲイ&バイセクシュアル&トランスジェンダー(LGBT)研究、地理学、歴史学、アジア研究、開発研究、ラテンアメリカ研究、中等研究、平和紛争研究、政治経済学、新世界研究、世界の貧困慣行、学際的人権研究、世界研究、言語学、政治学、心理学、社会学

学際的研究

アメリカ研究、応用言語研究、クリエイティブライティング、障害研究、学際的研究、メディア研究、数理教育学

天然資源学部

農業資源経済学科

環境経済学&政策

エネルギー資源学科

エネルギー資源、サステナビリティ

環境科学政策管理学科

保全資源研究、環境科学、生態系管理&林業、分子環境生物学、社会環境学、フードシステム、地理空間情報科学&技術

栄養科学&毒性学科

栄養科学:生理学&代謝学、栄養科学、栄養科学:毒性学、栄養科学:食養学、毒性学

植物微生物学科

遺伝学および植物生物学、微生物生物学

経営学部

経営管理学

経営管理学

マネジメント起業家教育テクノロジー

生物工学+経営学、土木工学+経営学、電気工学&コンピュータサイエンス+経営学、産業工学&オペレーションズリサーチ+経営学、機械工学&経営学、マテリアルサイエンス工学+経営学、

国際経営学

国際経営学

生物学+経営学

生物学+経営学

カリフォルニア大学バークレー校ウェブサイトより抜粋した2020年7月現在の設置学部学科です。最新のものではない場合がございます。

設置学部学科の詳細については、カリフォルニア大学バークレー校「Degree Programs」ページをご覧ください。

学士号課程以外の大学院課程、ファウンデーションコース等については、個別にお問い合わせください。

Alumni Message

カリフォルニア大学バークレー校へ進学した先輩の留学体験談

Emma Chikamatsu

カリフォルニア大学バークレー校 社会学部(副専攻:ジェンダー研究)NIC 第23期生 / 都立国立高校出身

目指すは「完全燃焼」

近松さんは、日本人の父親と、アメリカ人の母親をもつ、いわゆる「ハーフ」である。
「バークレーでは、「Are you HAPA(アジア系の血が混ざっている人)?」ってよく聞かれます。」

日本にいた時から、母親との日常会話は、生まれた時から英語だったため、日常会話には困らない近松さんではあったが、学校は、小学校から高校まで、地元の公立に通った。「NICでは、最初の学期のWritingのクラスが、死ぬほど大変でした(笑)。」
当時の担当のLinda先生の課題には、クラスメイトが皆、睡眠時間1時間という日々を過ごした。

「2学期からは、アカデミック(一般教養課程)に上がれて、少し心にも余裕ができて、チューターをやったり、Yearbookの委員をやったり、よさこいのサークルをやったりしました。リーダーシップだったり、オリジナリティの大切さだったり、いろんなことを学びました。」

NICに来て変わったと思うことは?の問いには、「高校はとても特殊で自主性を大切にする高校だったのですが、優秀な人も多く、部活も何個もかけもちするのが当たり前で、反対にプレッシャーも多かったです。でもNICに来てからは、いろんな人がいて、『人は人、自分は自分』という考えが当たり前。何をやってもOK、みんな違ってていいんだという意味で、少し安心しました。」

Emma Chikamatsu

NICを離れてから、NICのスタッフが、勉強以外のことでもサポートしてくれていたことに、心から感謝したという。「アメリカでは何をするにも自分でやらなければなりません。アパート探しも、奨学金の情報も、自分から探さないと誰も教えてくれない。」

NICを終了後はディアブロバレーカレッジ(DVC)で1年間学び、その後バークレーに3年次編入した。「育った環境から、英語を学ぶのではなく、英語は単なるツール、ということは分かっていたけれど、実際何を勉強したいかは決まっていませんでした。アートだったり、民族学だったり、メディアだったり。アメリカのいいところは大学で『自分探し』ができること(笑)。アメリカ人でも本当にやりたいことが見つかるまで3年かかるというので、DVCでいろいろ勉強したおかげでやりたいことが見つかってよかった。」

現在は大学から徒歩7分のところにあるアパートで一人暮らしをしている近松さんは、大学内のショップ「Cal Student Store」で、アルバイトもしている。高校時代は、地元の映画館でアルバイトをしていた近松さんは、バークレーの中にある映画館にも足繁く通っているそうだ。

Emma Chikamatsu

「日本の映画もよく特集されていて、日活映画特集をやっていたときに『私の実家はこの撮影所の近くにあるんだよ』って館長に言ったら、仲良くなって、タダ券たくさんくれました(笑)。」

勉強以外にも、クラブ活動を通して、たくさん友達もできた。「今は Gender Equity Centerのイベントやドキュメンタリーの上映会に顔を出したり、Berkeley Undergraduate Sociology Association, 日系学生会(Nikkei Student Union)の2つのクラブで活動しています。DVCにいたときに、友人が立ち上げたJapanese Culture Clubのオフィサーをやっていたので、いつかはコラボしたいなと思っています。

社会学の先生で、キャリア50年のベテラン教授がいる。その先生は、スタンフォード、ハーバード、そしてバークレーすべての大学で教鞭をとっていたそうだ。「それぞれ校風が違うそうです。ハーバードの学生はプライドが高いので、刺激するとそれに応えようとしてがんばる。スタンフォードの学生は、傲慢(笑)。バークレー生は楽しそうに勉強しているけれど、課外活動に熱心すぎて、あまり勉強に集中しない(笑)。」大学が自由なあまり、勉強だけではダメ、という強迫観念があるそうだ。

バークレーの社会学部は、世界ランクでも1位。世界から優秀な学生が集まってくる。将来の夢は?との問いには、「大学院に進んでジェンダー研究を究めたい。日本では遅れているジェンダー研究を広めて、日本における『チェンジメーカー』になること(笑)。

これを読んでいる読者へのメッセージをお願いすると、「勉強以外にもたくさんいろんなことをやってほしい。私は少林寺拳法部、茶道部、美術部を高校で掛け持ちしてやっていたけれど、全部不完全燃焼で終わってしまいました。だから、これからNICに来たい人は、本を読んだり、部活をやったり、高校でしかできないことをたくさんやってほしい。できない場合は、NICに来てからやってほしい(笑)。」

「留学生」という肩書きだけでなく、自分だけの特技があるとさらにいいという。「自分はマニアックなB級映画が好きなんだけれども、それをもっと究めればよかったと思います。『趣味はなに?』と聞かれた時に、答えられない自分がいたんです。」

『勉強とクラブ』だけだと押しが弱い。「自分のキャラをつくること!(笑)」

Emma Chikamatsu