ブラッドフォード大学University of Bradford

ロケーション
ブラッドフォード, イングランド
タイプ
国立
設立年
1966
総学生数(学部生数)
8,564(7,197)(1)
スタッフ数
1,499(1)
学生-教職員比率
6 : 1(1)
学生男女比率
43 : 57(2)

Overview

ブラッドフォード大学(University of Bradford)は、1882年設立のブラッドフォード・テクニカル・カレッジが前身となり、1966年に総合大学として認可された比較的新しい大学です。

比較的新しい大学ではありますが、人(2018/2019 academic year)の学生が学んでおり、その内、1,019人は、EU以外の国々からの留学生です。

また、学部生と大学院生が約半々と、リサーチに力を入れている大学で、特に環境経済学や平和学では英国内のみならず国際的にも有名です。

化学工業 (Guardian University League Tables 2020)、法医学、医療技術、作業療法、検眼、理学療法 (Complete University Guide 2020)は、イギリス国内のランキングサイトでTOP10に入っています。
これ以外にも、考古学、看護学/助産学、調剤薬理学、スポーツ科学も、TOP20に入っています。

ブラッドフォード大学

Photo by NRTurner (CC BY-SA 4.0) / Trimming & Brighten from Original

公式YouTubeビデオ

Ranking

World University Rankings 2022The Times Higher Education
601–800
QS World University Rankings 2022The QS Top Universities
701-750
UK University League Tables 2022Complete University Guide
85
University league tables 2022The Guardian
79

Tuition & Fees

学費は、イギリス&EU国内の学生と留学生とで分類されます。学費は、各学部学科のコースにより異なりますので、ブラッドフォード大学の学部各コースページよりご確認ください。

2020/21 留学生の年間学費2020-21 entry (September 2020 - August 2021) tuition fees for undergraduate International students

研究ベース(工学情報学部/ライフサイエンス学部のコース)Lab-based (including all Faculty of Engineering & Informatics and Faculty of Life Sciences courses)
19,160
教室ベースのコースClassroom-based
16,090
ファンデーションFoundation year
12,800
健康学部:BSc公衆衛生&地域社会福祉学Faculty of Health Studies: BSc Public Health and Community Wellbeing
16,090
健康学部:BSc作業療法、BSc理学療法、理学療法-スポーツと運動医学、BSc看護(成人)、BSc看護(メンタルヘルス)Faculty of Health Studies: BSc Occupational Therapy, BSc Physiotherapy, MPhysiotherapy - Sport and Exercise Medicine, BSc Nursing (Adult), BSc Nursing (Mental Health)
19,850

上記費用は、ブラッドフォード大学「Tuition fees for undergraduate International students」より抜粋しております。その他の費用および詳細は、ブラッドフォード大学ページをご覧ください。

上記費用は、最新の費用ではない場合がございます。大学ウェブサイトでご確認いただくかNIC事務局までお問い合せください。

Academic Programs

設置学部学科

工学情報学部

バイオメディカル電子工学学科

バイオメディカル工学、臨床技術

土木構造工学学科

土木構造工学

化学工学学科

化学工学

コンピューターサイエンス学科

コンピューターサイエンス、サイバーセキュリティのためのコンピューターサイエンス、ソフトウェア工学

機械エネルギーシステム工学学科

機械工学

メディアデザイン技術学科

アニメーション、映画テレビ制作、映画ヴィジュアルエフェクツ技術、ゲームデザイン制作、ゲームグラフィック、VR/AR

健康学部

医療従事者&助産学科

診断用放射線撮影学、助産学、理学療法-スポーツ運動医学、作業療法、救急科学、理学療法

看護&ヘルスケアリーダーシップ学科

臨床看護実践、臨床実践、クリティカルケア、看護学(成人/メンタルヘルス)、看護学(小児/メンタルヘルス)、看護学(成人)、看護学(小児)、看護学(メンタルヘルス)、看護助手見習い、公衆衛生&地域福祉学

ライフサイエンス学部

考古学&法医学学科

考古学、法医学&メディカルサイエンス、法考古学&考古学、法医学

化学生物科学学科

生物化学&メディカル化学、バイオメディカルサイエンス、化学、化学-分析化学、化学-産業体験、化学-マテリアル化学、数学&計算化学、健康科学

検眼視覚科学学科

検眼学、検眼専門キャリアプログラム

調剤薬理学科

臨床科学、調剤学

経営法学社会科学学部

法学科

経営研究&法学、犯罪学&犯罪行動学、法学、法学+経営マネジメント

経営学科

マネジメント&経営分析学、財務会計学、経営マネジメント学、経営研究&法学、経済学、ファイナンス&経営分析学、金融経済学、人材マネジメント学、国際経営マネジメント学、マーケティング学

社会科学科

犯罪学&犯罪行動学、交際経営&政治&セキュリティ研究、心理学、心理学+カウンセリング、ソーシャルワーク、社会学、ワーキング+子供・若者・家族

ブラッドフォード大学ウェブサイトより抜粋した2020年10月現在の設置学部学科です。最新のものではない場合がございます。

設置学部学科の詳細については、ブラッドフォード大学「Undergraduate courses at the University of Bradford」ページをご覧ください。

学士号課程以外の大学院課程、ファウンデーションコース等については、個別にお問い合わせください。

Alumni Message

ブラッドフォード大学へ進学した先輩の留学体験談

Ryota Koike

ブラッドフォード大学 平和開発学部NIC 第22期生 / 神奈川県立大和西高校出身

『昆布』からの卒業

昨年末に、22歳の若さで本を出版した。「The Greening of Energy Policies」という環境経済、環境政策に関する専門書である。
「もうすぐアマゾンでも買えるようになります。出版されたらNICにも送ります(笑)。」

そう言ってくれた小池さんも、高校時代は、英語はクラスの中でもビリだったという。

「高校ではサッカーに夢中だったのですが、ヘルニアになって、サッカーを続けられなくなったんです。自分の支えになるものをなくしたときに、他に自分にはなにもないことに気づいたんです。」

自身の高校時代を「海の中の”昆布”」と表現した。「ただ流れに身を任せているだけ。自分からはなにもしない。」

その中で、修学旅行で訪れたマレーシアの文化に触れ、発展途上国に興味を持つようになった。
「それからは大学を真剣に探しました。そして偶然NICを見つけて、夏期講習に参加したんです。大変だけど楽しい、っていうのを体感して、その後も他の大学をいろいろ見たのですが、NICほど惹かれるところはありませんでした。」

Ryota Koike

NICを修了後は、CATS Canterburyの4ヶ月間のFast-track Foundationに進学。
無事オールAを取得し、同年秋よりブラッドフォード大学に進学した。そして1年目の夏には、かねてから興味のあったイスラエルで半年間生活した。

「現地ではボランティアをし、主に酪農に携わりました。さらに大学で紛争解決学を学んでいることもあり、1週間ほど、パレスチナの難民キャンプを訪れました。村長とも直接話ができ、貴重な経験になりました。」

そして最終学年の3年目には、Green Economics Instituteという環境経済の研究所で夏期インターンを行い、オックスフォード大学で行われたGreen Economicsの学会で研究発表をした。

「『Nuclear Dependency and the Post-Fukushima Energy Policy Dilemma in Japan』というテーマで発表して、その中でチェルノブイリ研究の専門家やグリーンエネルギー分野の研究者の方々と知り合うことができて、それが今回の本の出版にもつながったのかなと思います。」

Ryota Koike

現在、国内数社から内々定を得ているが、小池さんの夢は、今書いている卒論のテーマと重なるが、「経済発展が人間の幸福につながるのか。」を生涯かけて研究することだという。そして最後に、読者へのメッセージとして、次のように語ってくれた。

「海の中の昆布を卒業すること。流れに逆らって生きてみる。無理でも空を目指してみる。NICはおそらく世界でも唯一、空飛ぶ昆布を応援してくれる場所です。自分に自信を持って、自分の道を歩んで行って下さい。」

Ryota Koike