ウェスタンオーストラリア大学(西オーストラリア大学)University of Western Australia

ロケーション
パース, 西オーストラリア州
タイプ
州立
設立年
1911
総学生数(学部生数)
25,353(11,896)(1)
教職員数
1,375(1)
学生-教職員比率
18 : 1(1)

Overview

ウェスタンオーストラリア大学(西オーストラリア大学, University of Western Australia)は、1911年設立で、西オーストラリア州で最古、オーストラリアで6番目に古い大学です。

ARWU Global Ranking of Academic Subjects 2020では、11科目が世界のTOP50にランクされるなど、世界的にも高い評価があります。

ウェスタンオーストラリア大学は、教育と研究の卓越性で認められたオーストラリアの主要大学の同盟である「グループ8(Group of Eight)」のメンバーです。8大学のグループは、他のオーストラリアの大学の卒業生よりも早くフルタイムの雇用を見つけ、より高い給与で始まり、大学院の研究に移行する可能性が高い卒業生を生み出しています。

グループ8で唯一の西オーストラリアの大学であるウェスタンオーストラリア大学は、研究集約型の機関であり、ノーベル賞受賞者のバリーマーシャル教授などの世界的に認められた学者の本拠地です。75以上の研究およびトレーニングセンターを持っています。

ウェスタンオーストラリア大学は、18の研究主導型大学のパートナーシップであるワールドワイドユニバーシティネットワークのオーストラリアの2つのメンバーのうちの1つであり、学生の経験に特に重点を置いた高品質で研究集約型の大学のマタリキネットワーク(Matariki Network)の基礎メンバーです。

パースは暖かく、日当たりの良い気候とリラックスしたアウトドアライフスタイルを持っています。2019エコノミストインテリジェンスユニット最も住みやすい都市ランキング(2019 Economist Intelligence Unit’s Most Liveable Cities)によると、世界で14番目に住みやすい都市にランクされています。パースは、文化の多様性と都市の洗練度が高く、国際的な魅力を持っています。

パースの生活費は、メルボルン、シドニー、ブリスベンよりも手頃な生活費で生活できる都市の1つです(Worldwide Cost of Living Survey 2019)。
パースの留学生は、西オーストラリア州政府が後援するすべての公共交通機関の40%割引を受けます。市内では無料Wi-Fiも利用でき、中央ビジネス地区周辺ではCATSと呼ばれる無料バスが運行しています。

ウェスタンオーストラリア大学

Photo by Greg O'Beirne (CC BY-SA 3.0)

公式YouTubeビデオ

Ranking

World University Rankings 2022The Times Higher Education
132
QS World University Rankings 2022The QS Top Universities
93
2021 Best Global Universities in Australia/New ZealandUS News Best Global Universities
8

Tuition & Fees

学費は、各学部学科のコースにより異なりますので、ウェスタンオーストラリア大学の公式サイトより各コースページよりご確認ください。

2021年 留学生の年間授業料International Onshore Undergraduate Students Fees for 2021

文学士コースBachelor of Arts
33,000
商学士コースBachelor of Commerce
39,500
デザイン学士コースBachelor of Design
37,400
科学士コースBachelor of Science
40,100

上記費用は、ウェスタンオーストラリア大学「Help : Fee Calculator」より抜粋しております。その他の費用および詳細は、同ページをご覧ください。

上記費用は、最新の費用ではない場合がございます。大学ウェブサイトでご確認いただくかNIC事務局までお問い合せください。

Academic Programs

設置学部学科

文学経営法学教育学部

経営学部

財務会計学科: 財務学、会計学

経済学科: 経済学、専門経済学

組織マネジメント学科: マネジメント学、人材マネジメント学、労使関係学、経営マネジメント学、組織イノベーション学、グローバル経営学

マーケティング学科: マーケティング学

音楽学部

音楽、電子音楽&音響デザイン学、音楽研究、音楽一般研究

法学部

犯罪学、法学&社会学、商法学

デザイン学部

建築景観建築都市設計学科: 建築学、景観建築学

ファインアーツ美術史学科: ファインアーツ、美術史学

人文科学部

西洋古典古代史学コース: 西洋古典古代史学

英語リテラシー研究コース: 英語リテラシー研究

ヨーロッパ言語文化学コース: フランス研究、ドイツ研究、イタリア研究、スペイン研究

哲学コース: 哲学

ジェンダー研究コース: ジェンダー研究

語学コース: 中国研究、フランス研究、ドイツ研究、インドネシア研究、イタリア研究、日本研究、韓国研究、スペイン研究

社会科学部

人類社会学コース: 人類学&社会学

考古学コース: 考古学

アジア研究コース: アジア研究、中国研究、インドネシア研究、日本研究、韓国研究

言語学コース: 言語学

メディアコミュニケーション学コース: メディアコミュニケーション学

政治国際関係学コース: 政治科学&国際関係学

地理計画学科: 地理科学、人文地理学&計画学、環境地理学&計画学

工学数理科学部

工学部

化学工学科: 化学工学

土木環境鉱山工学科: 土木工学、環境工学、鉱山工学

電気電子コンピューター工学科: 電気電子工学、自動化ロボット工学

機械工学科: 機械工学

物理数学コンピューター学部

物理学科: 物理学

数学統計学科: 数学統計学

コンピューターサイエンス&ソフトウェア工学科: ソフトウェア工学、コンピューターサイエンス、サイバーセキュリティ学、データサイエンス、人工知能学、コンピューティング&データサイエンス、国際サイバーセキュリティ学

理学部

生物科学部

植物学、保全生物学、海洋生物学、海洋科学、神経科学、科学コミュニケーション学、野生生物保護学、動物学

地球科学部

地質学、地球化学、総合地球海洋科学、海洋沿岸侵食学

人間科学部

解剖学&人間生物学、運動健康学、神経科学、生理学、スポーツ科学、スポーツ科学&運動健康学

分子科学部

生化学&分子生物学、栄養学の生化学、化学、物理化学&分析化学、合成化学、遺伝学、分子生命科学

心理科学部

社会心理学、心理科学、心理学

農業環境学部

農業経営学、農業科学、農業技術学、環境科学、農業科学&農業経営学、農業科学&農業技術学、環境科学&マネジメント学

医療医学部

医療関連学部

医療医学における人文科学

生体医科学部

循環器呼吸器科学、遺伝学

先住民研究学部

先住民知識歴史遺産学、先住民健康福祉学

上記以外にも、ウェスタンオーストラリア大学では、2つの学位(Double degrees)を組み合わせたコースを選択することが可能です。

ウェスタンオーストラリア大学ウェブサイトより抜粋した2020年12月現在の設置学部学科です。最新のものではない場合がございます。

設置学部学科の詳細については、ウェスタンオーストラリア大学「Find a course」ページをご覧ください。

学士号課程以外の大学院課程、ファウンデーションコース等については、個別にお問い合わせください。

Alumni Message

ウェスタンオーストラリア大学へ進学した先輩の留学体験談

Kaori Yokochi

ウェスタンオーストラリア大学 野生生物マネジメント学博士課程NIC 第15期生 / 福岡県・筑紫女学園高校出身

今が一番いい、と思える人生を
永住権を取得

Yokochiさんは、野生生物管理学で学士号を取得後、オーストラリアの永住権も取得した。「オーストラリアでは必要な人材が足らない分野で学士号を取得した人は永住権を申請できるんですが、2年前に移民法が変わって私の学部でも申請ができるようになったんです。運良く私はそれをとることができました。」

永住権をとったことにより、現在学ぶ博士号課程の授業料は全額免除、プラス2万5千ドル(約200万円)の奨学金ももらい、さらにアルバイトもしているので、生活費には苦労していない。「今年か来年からは、学部課程の授業も教えることになると思うのですが、その場合も1時間約50ドルのお給料がもらえるので、これもまたオイシイ(笑)。」と朗らかに語るYokochiさんは、学部課程ではワラビーの研究をし、現在はポッサムの研究をしている。卒業後は有袋類動物の研究者になるという。

ウェスタンオーストラリア大学(以下 UWA)の野生生物学科では、学年が進むにつれて、クラスサイズも小さくなる。「3年生、4年生の時には、一クラス5人の授業も珍しくありませんでした。授業時間数もすくなるんですが、反対に課題の量が多くなってくるんです。」

リサーチペーパーやレポートの量も半端ではない。研究レポートやケーススタディは、2,3週間に最低1つは提出しなければならないし、1週間に一つずつ提出というときもざらにあるという。
「500~1000wordsのものから始まって、5000~10000words(約30~50ページ)のものまで、特に期末試験前の課題が重なる時期は大変でした。」

UWAではレクチャーの際に、あえて出席を取らないという。「レクチャーに出るも出ないも自分の責任。でも出ないと絶対についていけない(笑)。」

Kaori Yokochi
ピンチはチャンス

苦労の甲斐あって、ファンデーションでは、High Distinction(HD)という最優秀成績で卒業。その後の大学でも、同じくHDで卒業した。

「2年生の時には、Biochemistry(生化学)とAnimal Science(畜産学)の二つのクラスで学年1位を取りました。200ドルの商品券と、表彰式&ディナーパーティへの招待券が奨学金の代わりでしたが(笑)、そのときは本当にうれしかったのを覚えています。」

横地さんは、実は学部課程の卒業前にも大きな壁にぶつかっていた。
「ずっと1年かけて卒論を書いてきたのに、提出期限の2ヶ月前になって、自分がやっていたリサーチの致命的ミスを発見したんです。」当然、リサーチを一からやり直す羽目になる。「どうしていいかわからなくなって。。。でも母親の一言『ピンチはチャンス』という言葉に救われた。」という横地さん、最終的には、Honours付きで学年トップの成績で卒業した。

Kaori Yokochi
他人がどうこう言おうが関係ない。

好きなことが見つからないという日本の高校生は多い。もちろん大人でも。

「よく『高校時代に戻りたい』とか『いついつに戻りたい』っていう人がいますが、私はこの5年間ずっと『今が一番いい』と思ってきました。とにかく、いろいろなところに行って、いろいろなことを実際やってみないと自分が何が好きなのかはわからないと思います。他人がどうこう言っても、偏差値がどうだと言っても、So What(だから何)?自分の人生には関係ない。自分のやりたいことをやっていれば成績や成果はあとからついてくると思うし、好きなことは苦にならない。それは私の実体験です。」

Kaori Yokochi