Message From Principal代表メッセージ
Serendipity予期せぬ良い出来事
多くのことは偶然の出会いから始まります。
そしてそれら偶然の出会いは「必然」の出会いでもあります。
それを英語ではSerendipityといいます。
NICの始まりも、そんな出会いから始まりました。
The First Serendipity一つ目の出会い
NICの起源は、80年代前半、ネバダ州でのサマーキャンプにさかのぼります。私たちは、アメリカの大自然の中で日本の子供たちに、国内ではできないことを体験してもらおうとこのキャンプを企画していたのですが、そのときに出会ったのがロータリークラブ地区代表の方でした。
そこはネバダ州のエルコという「アメリカの小さな町ベスト100」にも選ばれたことがある自然豊かな町でした。
ネバダ州立大学やロータリークラブ、そしてネバダ州政府の協力で無事成功に終わらせることができ、そしてこのサマーキャンプの帰り際、リノの空港でもう一つの大きな出会いがあったのです。
The Second Serendipity二つ目の出会い
その人はネバダ州政府観光局の責任者でした。
当時はまだ日本でほとんど知られていなかったリノの小さな空港で日本の少年少女が大勢でチェックインしている姿を見て、声を掛けてくれたのです。
「何かあれば連絡をください。何か手助けができるかもしれない。」
そしてその数年後、もっと多くの人に本物の国際教育を受ける機会を与えたいと考え、ネバダ州立大学日本校を設立する計画が立ち上がりました。
そしてネバダ州立大学リノ校の学部長ニール・ファーガソン氏に出会い、88年にネバダ州立大学日本校を設立することになったのです。
And through many serendipites...そして、いくつもの出会いを通じて・・・
NICは、ネバダ州立大学日本校から、1994年ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構へ改組し、そして2007年、NIC International College in Japanへと発展。アメリカのみならずイギリス、オーストラリア、そしてフランスやスイスなどのヨーロッパ大陸へとネットワークは広がり、NICは海外進学を目指す若者の登竜門として確固たる地位を築きました。
Serendipityは日本のことわざにあるような「棚からぼたもち」とは違い、積極的に求め、しかもその体験を有意義なものとするポジティブな発想を必要とします。出会いはすべて偶然のように見えますが、それらは自分自身が求めていたからこそ出会えたのであって、けして偶然ではないのです。皆さんとNICとの出会いもきっと「Serendipity」であると願っています。
Kazuko Hirota廣田 和子教育学博士
- NIC International College in Japan 代表 / 校長
- 米国TOEFL 理事会理事(2001-05)
高校卒業後、米国ミズーリ州オザークス大学へ留学。卒業後、米国にて青年カウンセリング業務に従事。1988年ネバダ州立大学日本校開校にともない常任理事就任、学生カウンセリングを担当。1997年文部科学省大臣官房所轄財団法人国際教育協会常任理事に就任。2000年ハーバード大学教育学大学院MLE課程修了。2001年米国TOEFL理事会理事に就任。30年以上に渡り、国際教育に携わり、クリティカル・シンキングを基盤にしたヒューマニズム教育を推進し、知性と感性を育てる教育を実践。10,000名以上の留学生を送り出す。
[主な受賞]
- 国際教育への貢献に対し「ネバダ州立大学学長賞」(1992年)
- 「アメリカ合衆国上院議員賞」(1997年)
- 「ネバダ州知事賞」(1998年)