No.6大川 達也さん
東京都・巣鴨高校 出身
ミネソタ州立大学マンケート校認知科学部 進学
NIC東京校
画一的な価値観に
苦しむことのない社会へ。
みんなの幸せが、
私自身の幸せでもあります。
皆さんはこれまで精神的に苦しかった時、どうやって立ち直りましたか?
私の場合、いちばん助けられたのは“脳科学”でした。
中学、高校時代は、つねに模範生でいようと何でも真面目にやっていたんですが、真面目過ぎて苦しかったことに、脳科学を通じて気づいたんです。
大学でも脳科学を研究したいと思ったのですが、国内にはピンとくる大学がなく、海外へ目を向けることに。
日本より海外の大学の方が、個人の頑張りや能力を正当に評価してくれる気がしたことも理由の一つです。
NICの体験入学では、相談に乗ってくれたNICの職員の息子さんもNIC生で、UCLAでニューロサイエンス(神経科学)を学んでいたと聞き、また具体的なアドバイスをいただいて、とても頼もしく感じたことを憶えています。
NICでは欧米の大学と同じで、ディスカッション中心の対話型授業が行われ、そのなかで聞く・話すのスキルも自然と上達していきます。
特に印象に残ってるのは、昨年の6月にUCバークレーの学生が60名ほどやって来た時のこと。滞在期間は一週間ほどでしたが、私はきっかけを見つける度に、積極的に話しかけました。
最初は10分程度しか続かなかった会話がどんどん長くなっていき、気がつくと3時間ぶっ続けで話していたことも…。
文化の異なる世界で暮らす人の考えや意見に刺激を受け、「もっと聞きたい、話したい」という意欲が高まっていった結果だと思います。
コミュニケーションで大事なのは文法ではなく、いかにして自分の考えを伝えるかの工夫と情熱なんですね。
現在、興味の対象は脳科学から認知科学に変わりましたが、これも海外の大学の方がかなり進んでいます。
一方、世の中には以前の私のように、画一的な価値、例えば学歴や偏差値で苦しむ人が大勢います。
私は帰国後、海外の大学で学んだ認知科学の専門知識と、NICで磨いたコミュニケーションスキルを発揮して「すべての人が自分の幸せを追求できる社会」に貢献したいと思います。
自分の家族も含めて、まわりの人々が幸せになることが、自分にとっても幸せです。