Asuka Okamoto
カリフォルニア大学デービス校
アメリカ / カリフォルニア州立
University of California, Davis
2022年5月卒業予定 _ 環境農業科学部 食品科学専攻 在学
NIC東京校 31期生北海道立札幌北高校 出身
小さな世界から見たら私の生き方はクレイジー。
でも世界は広くて、ユニークな物事にあふれてた。
英語は320名中315位。でも理系科目はクラス上位。それが高校時代の私の成績です。
両親は医療系学部を薦めるけれど、女の子はこうあるべきとか、安定した職業や将来がいいとか言われるのに反発。
私が生まれる前に両親はアメリカで暮らしていたことがあり、それもあって海外に憧れているのに… と、もどかしい気持ちになり、学校を休みがちになる一方で、料理教室に通って周りの大人に人生について質問したりしていました。
そんななか、高校の進路担当の先生が「君は日本より海外の方が合っている」と、NICの資料を差し出し、背中を押してくれたんです。
NICでの毎日はとても楽しいものでした。
思いつくまま自由に挙手して質問していいことや、クラスメイトと世界の問題について深い話ができるのが嬉しくて、「こういう学校や友達が欲しかったんだ!」と人生が変わった気持ちになりました。またNIC卒業生のクレイジーさにも価値観を揺さぶられました。
海外名門校で学びながらも卒業後は田舎でゲストハウスを開いた人の話などを聞くうちに、「意味がわかんない!」と思いながらも、人生に正解はないのだと教えられた気がしました。
今は食品科学の分野で世界屈指の研究環境を誇るカリフォルニア大学デービス校で学んでいます。なんと学内にはブドウ畑やワイナリーにビール工場、食品加工工場まであるんですよ!
ここで私は、新しい食物の開発や、フードロスを避けつつ消費者に安全に食を届けるための加工や流通について勉強。狭き門をくぐり抜け、研究室の助手もしています。
食品科学に興味を持ったのは、飲食店でのアルバイトで食物廃棄の多さを目の当たりにしたのがきっかけ。
世界には貧困や飢餓に苦しむ人もたくさんいるのに… と、この矛盾をどうにかしたかったんです。
将来の選択肢が増えすぎて、今は逆に進路に悩んでいたりもするんですが、私らしくメジャーにとらわれないユニークな生き方をつかみたいと思っています。