Megumi Hagiuda
カリフォルニア州立大学チコ校
アメリカ / カリフォルニア州立
California State University, Chico
政治科学部国際関係学科・外国語学部スペイン語学科 卒業(ダブルメジャー)会社経営・AFRIKA ROSE(アフリカローズ)創業者・取締役
NIC東京校 13期生東京都立狛江高校 出身
はじまりはケニアのバラ。
人の幸せを考えた事業で愛と調和ある
世界をつくりたい。
高校時代の成績は中の上。
普通の学生であることがつまらなく、海外に行けば自分を開花させられるのではという思いがありました。
だからNICでは自分史上最高に勉強。
頑張りすぎて倒れそうになったこともあるほどでしたが、成績優秀者の奨学金を受賞できた時はとても嬉しかったのを覚えています。
カリフォルニア州立大学チコ校に進学してからは、まず外国語学部で学び、2年目にスペインでホームステイ留学。さらに3年目には国際関係学科も専攻することにしました。
アメリカ中から学生が集まる大イベント、模擬国連に参加したいと考えたからです。
そこでの議論が私の人生を変えました。途上国の国連大使役を務める学生たちからは、貧困や環境問題の議題が寄せられる。一方で先進国の大使役の学生は自国の利益を優先させ、なかなか問題解決に向けた議論まで至らず悩ましい。国ごとの立場の違いを超え、どう世界の問題を解決すればいいのかを考え続ける使命感が深く心に刻まれました。
大学を卒業してからは、大手製薬会社でグローバル戦略やダイバーシティ関連の業務などを担当していたのですが、29歳の時にアフリカに感染症薬を無償提供するプロジェクトを知り、想いが再燃。
会社を辞めてアフリカのケニアで活動するNGO団体に参加し、半年間小学校の建設に携わるボランティア活動をしました。しかしそこで見たのは、援助慣れした現地の人々。
貧困問題を根本から改善するには、長期的で定期的なサポートが必要なのだと痛感しました。
そんな時に出会ったのが、力強く咲くパワフルなケニアのバラです。
バラのフェアトレードを通じてアフリカの人々に雇用の安定を、日本人には心の豊かさを伝えられるWin-Winを超えた愛の循環を形にしようと、帰国してから「AFRIKA ROSE」を起業。
また10年目となる今年には代表をスタッフに譲り、無農薬・無化学肥料・不耕起栽培のお花畑を東京近郊に作り、花を育てる新しい活動をスタートさせました。
私の行動の背景にあるのは「愛と調和のある社会や世界をつくりたい」という大きな夢。
土の再生、そして現代人が自然や地域社会、自分自身とのつながりを再構築し、人にとって幸せな生き方とは何かを見直すムーブメントを起こしたいと考えています。