#9佐野 優花さん
茨城県立土浦第一高校出身/NIC東京校第28期生
イギリス国立サリー大学国際経営学部 在学中
University of SurreyBSc International Business Management
未来には、希望しかない。
初めまして。
28期卒業の佐野優花です。現在、イギリスのサリー大学にてInternational Business Managementを学んでいます。
NICを卒業して三年。
長年温めたイギリスに留学したいという思いを抱えNICに入学して、周りのサポートを得て渡航したのがもう三年も前です。
この3年間でわたしが大切にしてきたものは、新しい人や環境との出会い、自分と向き合うこと、チャレンジするのをやめないこと、です。
NICに入ったことは、わたしのなかで大きな意味と発見がありました。
母国語ではない言語と環境で生きる術はもちろん、世界中でそれぞれ頑張っている仲間との出会い、全力で頑張ったことへの誇り、そして何よりわたし自身のアイデンティティの確立です。
勉強と両立しながらダンスの練習やチューターとして働いたり、イベントに参加したり、バイトをしてみたり。
人と違うことを求めて新しい環境やコミュニティ、知らないものに挑戦していくこと、そしてその中で自分自身が成長していく過程が好き、そう気づくきっかけが、NICで仲間と様々な経験をする中にありました。
渡英してからもその考えはわたしを色んな場所へ突き動かす糧となってくれました。ビジネス専攻のわたしが専門外の模擬国連や模擬裁判へ参加したり、日本語教室を開いたり、ビジネスのプロジェクトに呼ばれたり、ソサエティの幹部としてイベントを開催したり、新しい経験をするたび、新しい人と出会うたび、新しい考えを得て、またバージョンアップした自分になれる。
そういった中で、身についたことが増えていくうちに、自分のやりたいこと、貢献したいこと、その方法まで、明確になっていきました。
新しい出会いを求め続ける人生でありたい。そして、その出会い一つ一つを大切にできる人でいたい。その出会いを通して、そして私自身が得たものを生かして、人の社会の役に立ちたい。
自分自身の存在価値や、それを彩る自分にしかできない特別なこと、それに気づくのも、それを生み出せるのも自分だけです。
もちろんその過程では、周りの人の支えも、環境やチャンス、タイミング、色々なことが関わってくるかもしれません。
でも、最終的にそれを活かせるかどうか、自分のものにできるかどうかは、きっと自分次第。そして、やろうと思えば誰にだってできることだとわたしは思います。
最終的なゴール、目標像、これが明確に自分の中でわかっていれば、例えその道の途中にどんなことが起きても、やりたいことを見失うことはないはずです。
そしてそのゴールまでの道筋をきちんと細分化し順序立てて計画することができるなら、できないことなんてない、達成できないゴールなんてないと思います。
あなたのゴールはなんですか?
人生のゴールなんて、まだ定まっていない人もたくさんいると思うけど、もっと小さな目標、例えば心のどこかで、変わりたい、何か成し遂げたい、と思っている人は少なからずいるのではないでしょうか。
高校時代、私は自分の中で大きな挫折を味わいました。私が変わりたいと強く思ったのは、そして行動し始めたのはその時です。
人生の挫折が、本当に挫折かどうかなんて、その時にはわかりません。むしろ、それを何か新しいことに向かって踏み出すきっかけに、あなたが変わるきっかけにするかどうかは、きっと次の行動次第。
あの時NICに行くという決断をしていなければ、わたしは今のわたしではなかったでしょう。共に頑張れる仲間にも出会っていなかったかもしれないし、大切にしているものも、将来描くやりたいことも違っていたかも。
今何かへ向かって踏み出そうとしているなら、新しい場所へどんどん向かってみるといいと思います。あなたがその場所に向かえば、そこに惹きつけられた人たちが自然とよってくるんです。それが私にとってはNICであり、海外でもありました。
人生には、たくさん楽しいこともつらいことも経験した上で、それでも未来に希望しかないと、本気でそう思える瞬間があるんです。成し遂げたいことに向かって踏み出したばかりの私ですが、自分で信じた道を出逢った人達と共にこれからも歩んでいくつもりです。