#4北方 竜一さん
茨城県立土浦第二高校出身/NIC東京校第27期生
ミネソタ州立大学マンケート校社会学部 4年
Minnesota State University - MankatoBA in Sociology
なんか、あいつ
”勉強”やめたらしいぞ…
そう、高校二年生の夏、僕は勉強をやめた。
元々学校でやる勉強というものがあまり好きではなかったというのもありますが、なぜ勉強をするのかという疑問にぶち当たった。そして考えれば考えるほど、露頭に迷い始めた。
では、これを読んでいる君にも問おう、君は今なぜ自分膨大な時間を使い、将来使いもしない勉強をしているのか疑問に思ったことはありませんか?
名門大学?いい就職先?それとも周りがそうやっているから?親や先生にそうしたほうがいいと言われたから?将来勝ち組になれるから、、、?
正直どの答えも僕には他人の価値観を無理やり押し付けられているような気がして、息苦しかった。
僕は大勢が歩んだことのある道、つまり敷かれたレールの上を歩みたいわけではなかった。むしろ、一度しかない人生、自分にしか歩けない道を歩んでみたかった。
とは言っても当時の僕にはどうすればいいのかわからなかった。そんなときNICにいた先輩方の体験談を読み、僕と同じようなことを思っている人もいるんだと感銘を受け入学まで踏み込んだ。
NIC在学中は僕も含め皆とにかく勉強しているのが印象深かったのですが、それよりもNIC生一人ひとりのキャラの濃さにびっくりしました。皆生まれたところが違ければ、バックグランドも違う、そしてなにより考え方が皆豊かだったことが感激で、自分の人生の指針が大きく定まったところでもあった。
アメリカ渡米後から僕は4つの州で編入を繰り返し、本当にいろんなものを見て、体験してきました。その中の一つミネソタ州では、国際交流団体の日本人会の会長さんをやらせていただきました。私が会長をやる前までは、ミネソタという寒い気候という土地柄というのもあり、皆があまり他の国の人に寛容ではなくとても保守的でした。しかし、いろんなところを回ってきた私からしたらそれはとても悲しいことだとおもいました。他国の人の価値観に触れ合うのは、アメリカ留学ならではの醍醐味だと私自身思っていましたので、私が会長として最初のイベントに日本人だけではなく、いろんな国の友達をできるだけ誘って一緒イベントをにやりました。するとそれが功を奏したかのように、次から次と参加者が募り、元々20名足らずの、日本人会の最初のバーベキューイベントに予想を遥かに超える100人近く集まり、大変盛り上がりました。
その他にも、STLFボランティアトリップというに行き、8つの州を9日間かけて各州ボランティアをしながらバスで回るという活動をし、ボランティア活動のみに限らず、夜のイベントなど9日間苦楽を共に過ごした仲間たちにはすごく助けられることが多く、国籍関係なくこの活動を通し本当にたくさんの人たちに恵まれてきたのは今でも重々実感しています。
本当はもっとたくさん、ここには書ききれないくらいのライフイベントがあり、自分で振り返っても本当にいろいろあったなって思います。ここに書ききれなかった経験談を次書くのはもしかしたらきみかもしれませんね。(笑)
最後に、皆さん、レールから外れることってとても怖いかもしれません。気持ちはわかります。でも、それだけ他の人と違う何かを得ることもできます。他の人と同じように生きたいというならばそれも一つだと思います。でもね、人生一回しかないんです。明日不幸に見舞われるかもしれないんです。もし、これを読んでいる君が少しでも何かをやってみたいと思っているなら、一回試してみたらどうですか?