NICに入職して17年目。年を積むほどに、良い意味で肩肘を張らずに、就職担当というお仕事をすることが出来るようになってきました。こういう風に思えるのも”これが私の役目”と感じているからだと思います。仕事としてではなく、人生を注いで成し遂げていきたい役目です。
NICそしてNIC生という存在をこの日本で見つけてから、この才能で溢れた輝かしい若者が日本の社会だけでなく世界中で活躍すると確信してきました。そして現在、皆さんがこの冊子を通じてご覧になったように、彼らは自分たちのやりたいことを実現し世界をより良いものにしています。
日本の大学を卒業した大学生。”就職氷河期”という言葉が、流行った時代もありましたが、これは日本の経済の氷河期ではなく人材の氷河期です。仕事が社会からもらえないと嘆く学生たち。何故なのでしょうか?
NIC生に就職難という言葉はありません。むしろ”就職氷河期”はNIC生にとって追い風でした。社会が求める人材のストライクゾーンが狭い分、優秀な人材に集中するのです。
NIC生は他の学生と何が違うのでしょうか?私は、NICで17年就職担当をしてきたと書きましたが、実際にやってきたことは、ただ”彼らがやってきたことを整理してあげること”だけでした。単なるエントリーシートの書き方指導や、自己研究などといった指導には、何も意味がありません。大事なことは、じっくり話をして、彼らの素の魅力を認め、引き出すことです。
彼らは、経験してきたこと、やり遂げてきたことが”普通”とは違います。
NICを選ぶという大変な選択をした瞬間に、彼らの道は変わったのです。
- 1年間で3000時間の勉強時間。
- クリティカルシンキング(分析的思考)とディスカッション
- 妥協を許さないネイティブの教授たち
- まったく違う夢を持ちながらも、同じゴールをもつ仲間たち
日本の教育で、同じことが体験できるところがどれだけあるでしょうか。
その中に身をおくというチャレンジをしたいと思う人だけが開らける扉が、あるのです。
自分が自分を超える。 ”Transcending yourself”
どんな景色でしょうか?
”Transcending” を繰り返した人間は: ”仕事” ”人生”への本質が見えてくるのです。
※ Transcending=超越する、限界を越える
彼らにとって、そして私たちにとって、会社に勤めることだけが就職ではありません。自分がしたいことを実現することが就職なのです。例えば、彼らが魅力ある環境に出会い、人に出会い、それが既存の会社という場であるならそれが彼らの就職。この世の中にまだないものに魅力を感じ、環境を発見し生み出すしかないと起業した場合、それも彼らにとっての就職。ジャンル、場所、かたち、そのようなものは全く彼らの自由自在です。
みなさんも、自分がしたいことを見つけ、他の誰でもない特別な、「自分の人生」を送ってください。