【在校生の】挑戦できる自分に変化!
村上 由実花 Yumika Murakami
私立聖ウルスラ学院英智高等学校卒業
イギリス国立イーストアングリア大学進学
University of East Anglia- Business
私はとても複雑な経歴があって、高校卒業後、文系大学に進学後に、家業を継ぐべく医学部を再受験して入学しました。高校在学中まではこれといった運動や活発な課外活動をすることはなくヴァイオリンを少しかじっていました。また、英語や海外の文化に触れることが人よりも好きな学生でした。また、1年ほど前にインカレの部活でフィギュアスケートを始めました。練習時間や場所を取るのに苦戦しながらもジャンプやステップ、スピンに挑戦しています。
元々医師になること(産婦人科または小児科医希望でした)と同時に絶対に留学する!という目標を掲げていました。私の消化器外科医である父がニューヨークのマウントサイナイ医科大学で内視鏡手術について研究していて、帰国後も留学生活(特に多国籍な同僚との交流や世界一アクティブな街ニューヨークについて)の話をよくしてくれました。最初はアメリカでの医学の研究に憧れていましたが、次第に医師免許を取得しつつ他の学生とは一味違った経験をしたいと考えて元々関心のあったホテルまたはビジネス分野での留学に関心が切り替わりました。当初は休学して1年間の留学をしようと考えていましたが大学から休学許可が降りなかったため、苦戦していた医学の勉強を続けるかどうか天秤にかけて正規留学をする決意をしました。そのような中で現地の大学を入学から卒業まですることへの知識が皆無な自分に合っている学校がNICだと考えて入学しました。
現在NICでは基礎的な英語力の強化と現地の大学の講義にも適用される授業を受けています。リーディングやエッセイの作成ももちろんあるのですが、プレゼンテーションやクラスメイト間でのディスカッションも多いです。英語を勉強するということにはブランクがあったので最初は不安でしたが、人前で英語で自分の意見を言ったりプレゼンで自分の作り上げたことを見ている人にも理解してもらえる形にすることはとても楽しいです。
医学部を辞めて背水の陣という状態なので、将来大学に入学してから卒業後も役に立つような事柄に多く挑戦しています。多くのことに挑戦し過ぎたため、休んでしまったり上手くいかなかったことも多いのですが、海外の大学では課外活動に入学前後で取り組むことも評価につながると聞いたのでがんばっています。例えば、入学前から続けているフィギュアスケートでは先輩からの手厚いサポートを受けながら合宿や練習の運営を行なって関東中の大学からの参加者を募集しています。また、ホテル業務やプログラミングでは人と関わる仕事の経験や将来の仕事に必要なスキルを身につけています。もちろん英語力をつけることが第一ですが、NICには今まで出会えなかったような個性的な目標を持った友人が多いので、周りのみんなに刺激されながら多くのことに挑戦できる自分に変化できたと思います。
私の将来の目標は国籍を問わず多くの人と関わって人の役に立つ商品を開発することです。当初の目標からは少しずれて曖昧になっている部分があるのですが、「世界を知る」「人との繋がりを大切にする」「人の役に立つ」という軸は変わっていません。
最初はホテルを泊まり歩くことが趣味だったので、自分の故郷である仙台市で若者が楽しく旅行できるような小さなおしゃれなホテルを開業することに興味がありましたが、ホスピタルツーリズムの業種の安定性があるのかに疑問を感じてビジネスについてもっと幅広く学ぼうと考えました。
読者へのメッセージ
NICの学生の年齢層のボリュームゾーンは高校生〜高校卒業後すぐの人かと思われますが、私のように大学を中退した人や社会人を経験された方も少なからずいます。海外の大学への進学に一度は憧れても年齢や時間等で諦める方は多いですが、自分の経歴に落ち込まずに挑戦して欲しいと思います。