【在校生の声】本気でぶつかれる仲間との出会い
高野 海音 Mio Takano
私立国士舘高等学校出身
ミネソタ州立大学マンケート校進学
Minnesota State University, Mankato / Sports Management
元々スポーツをすることが好きで中学、高校と運動部に入り、休みはなくほぼ毎日練習をしていました。元々勉強嫌いなのもあり、それを言い訳に、あまり勉強をしていませんでした。高校生の時には、あまり学校に行きたくないと思う日が続いてしまい、遅刻も多く、部活動だけ行く時もありました。そして、授業ではただ先生の説明を聞くのみで発言はせず、寝ていることの方が多かったかもしれません。しかし、そんな私ですが、部活動だけは一度も休まず、1時間前に行って自主練をするなど一生懸命取り組み納得のいく結果が出せたと自信をもって言えます。
高校3年生になり、初めは日本の大学に進学しようと考えていました。しかし何になりたいのか何に興味があるのか全くわからず、学部を決めることができず、悩む日々が続きました。そんな時、母から海外大学に行ってみないかと誘われました。初めはどういうこと?海外大学は限られた人しか行けないのではないの?と色々考えました。しかしNICの事を知り、説明会、体験授業を受け、私がいるべき場所はここだと確信しました。確かに初めは、授業は全て英語、宿題量、在校生の1日のスケジュールなどを聞いて言葉が出ませんでした。今まで本気で勉強したことがない私に出来るだろうか、普通に日本の大学に行った方が辛い思いをせずに済むのではないかと、正直迷いました。廣田校長先生の「死ぬほど勉強しなさい。死なないから。」というのを本で読み、今まで私は死ぬほど何かに懸命に取り組んだことがあっただろうか、私は何かに死ぬほど取り組んだと自信を持って言えるだろうかと考えたとき、私が人生の中で死ぬほど頑張るときは今なのではないかと思いました。私は優柔不断なのもあり、全てにおいて自分で最終決断ができず、今まで人に決断してもらいそれに従ってきました。しかし、私はその時からもし二つの選択肢があるなら、率先して辛い道を選ぼうと決めたのです。なぜなら、その先に必ず素晴らしい何かが待っていると思うからです。それが私がNICに進学しようと思った理由です。
1学期、2学期では1日1回は発言をし、なるべく前に座る事、分からないことはその場ですぐ聞くという事を心がけていました。3学期目は最後の学期ということもあり、前に座ることも重要ですが、みんなと様々な意見を交換したいと思うようになり、毎日違う席に座りクラスメイト全員と関わりを持つように取り組んでいます。それから、初めはミスすることを怖がっていた私ですが、今では1日に5回以上も発言をし、間違いを恥ずかしいと思うこともなくなりました。それからセメスター1.2ではあまりできなかった、効率よく宿題をし、体調管理をしっかりするということも、セメスター3の目標です。私は元々喘息とひどい偏頭痛を持っており、かつ睡眠不足となりセメスター1.2は毎日元気がなく、常にどこか体調が悪かったです。しかし、後少しで海外に行って親もいないところで1人で過ごすにはこのままではダメだと気づきました。そのため、セメスター3では効率よく宿題を終わらせて、自分の勉強にも時間を使えています。飽き性な私は1週間に1回ご褒美としてスタバに行く事をやりがいに、2ヶ月に1回USJに行くことをやりがいにここまで頑張ることができています。
今まで親から勉強しなさいと毎日怒られても勉強も宿題すらもせず、ベッドでスマホが当たり前だった私ですが、今では母親に言われて気づきましたが、真っ直ぐ勉強机に向かってひたすら勉強しています。それから、今まで自分のことも何もかも否定的に考えていましたが、ポジティブシンキングになりました。出来なさそうなこともとりあえずやってみようという思考に変わり、今ここに書いているという、自分を曝け出すという行動自体も、昔の自分だったら絶対にありえません。それから1番大きく変わったことは友達との関わり方です。あることがきっかけで昔は友達と深く関わることを諦め、自分の本当の意見を言わず、友達の意見に合わせたり、毎日友達に気を使う日々でした。しかし、NICに来て本気でぶつかってきてくれる仲間と出会い、今ではどんなことでも自分の意見を正直に言えています。昔、私はこの気を使うということに疲れ、友達と関わるのを辞めていたことさえありました。でも、私は親にも自慢できるほど本気で仲のいい一生の友達ができたと確信しています。
まだ将来の夢ははっきりと決まっていませんが、誰かの役に立ちたいという事は絶対に変わらないことです。海外大学に行くという事は、決して全員ができることではありません。NICの私の友達には親に反対されたけど来たという子もいる事に初めはとても驚きました。なぜなら、私は幸運にも両親共に海外が大好きで、親から勧めてくれたからです。だからこそ、このチャンスを当たり前だと思わずに多くのことに挑戦したいと思います。たとえ失敗したとしても、それは良い人生経験。全てをポジティブに考えたいです。そして、海外行く前もですが、卒業したら沢山家族に親孝行したいです。
読者へのメッセージ
私も初めはあなた方のように不安でいっぱいで、本当に自分にできるだろうかと悩んでいました。しかし、NICで学ぶ事で生き方も考え方も改めることができ、今が1番勉強しているし、自信を持って今がハードbut楽しいと言えます。勇気を振り絞って一歩踏み出してみてください。新たな自分と出会うことができるはずです。