Study in Osaka大阪の魅力紹介
Life大阪ってどんな街なんだろう?
生活費が安価で暮らしやすい街
大阪は、学生にとっても便利で暮らしやすい街だといえます。たとえば、光熱・水道費用は全国47都道府県のなかで8番目と低水準。また、街には生活必需品がそろう24時間営業のコンビニエンスストアや“100円ショップ”も多くあり、必要なものをいつでも手軽に買うことができます。
さらに、アルバイト先の種類や数が多く、買い物や観光、学費などに充てる費用を確保しやすい環境があります。近年、無料Wi-Fiサービス「Osaka Free Wi-Fi」を利用できるアクセスポイントも拡大中。インターネット通信環境も整っています。
出典:「小売物価統計調査結果」(総務省統計局)
家賃
生活費のなかでも、大きなウエイトを占めるのが家賃です。東京の平均家賃が77,188円であるのに対して大阪は53,561円と安く、東京と比べて月々の出費を大幅に抑えることができます。また、学生価格で入居できる学生専用のマンションもあります。安全設備やインターネット環境が整っていたりと、初めて大阪に住む方も安心して過ごすことができます。
1ヶ月あたりの家賃・間代
物価
2013年の総務省統計局データによると、大阪市の平均消費者物価地域差指数は100.6。これは東京都区部の105.9や横浜市の106.0よりも低く、全国的な平均に近い数値です。
また、食費の指数も100.6と近隣の京都市や神戸市などと比べても低く、大都市でありながら生活費を抑えやすい環境だといえます。
消費者物価地域差指数
水と緑に恵まれた快適な住環境
大阪は、豊かな水運に支えられて経済と文化の中心都市として発展してきました。
都心部では四角形を描くようにいくつもの川が流れており、「水の回廊」として親しまれ、遊覧船も周航しています。また、四季折々の自然を身近に楽しめることも、魅力のひとつです。
春になると梅や桃、桜が次々と見頃を迎える大阪城公園、初夏に約3700株のバラが咲き誇る中之島公園、季節ごとの草花を楽しめる万博記念公園など、自然とふれあえるスポットが暮らしに彩りをそえてくれます。
大阪を中心に広がる交通網
大阪は、関西地域のほぼ中心に位置し、どこへ行くにもアクセスがスムーズで快適。
京都、神戸、奈良など他の都市へは列車を使って短時間で移動でき、東京、福岡、札幌など国内の各都市とは新幹線や関西国際空港・伊丹空港を発着する航空便で結ばれています。
大阪中心部では地下鉄など交通ネットワークが充実しています。
関西には日本の政治・文化の中心として長く栄えてきた歴史があり、法隆寺(奈良)、姫路城(兵庫)、古都である京都や奈良の文化財、紀伊山地の霊場と参詣道(和歌山)といった数々の世界遺産があります。
すこし足を延ばすだけで貴重な文化財にふれることができたり、京都や神戸の個性ゆたかな街並みを散策できたりすることは、大阪で暮らす大きな魅力のひとつとなっています。
アットホームな人々が多い人情の街
大阪は、独特の魅力がある街です。特有の方言や独自のユーモアがあり、人々もとりわけ陽気な明るい性格、それでいて謙虚な一面も持っています。
また、大阪人には、温かい愛と人情があります。大都市でありながら人との距離感が近く、道に迷っている人がいると親身に案内をしたり、率先して人助けを行う人もたくさんいます。
安全な街、大阪
CNN英誌エコノミストがまとめた世界50都市の安全度ランキング(2015)で、大阪市は堂々の3位にランクイン。
特に、犯罪対策や医療設備の面では東京よりも評価が高く、世界中でも治安の良い都市として認められています。住居も、オートロックなど安全性が高いものが多く、一人暮らしを考えている留学生の方も安心です。
History時代を超えて栄え続ける
古くから栄える国際都市
水運に恵まれた大阪は、古来より国内外から多くの人が集まり、日本経済の中心地として栄え、7~8世紀には難波宮に首都が置かれていたこともありました。京都から流れる淀川と奈良から流れる大和川の2大河川の合流地点で、現在の大阪市にあったとされる港、“難波津”は、中国や朝鮮をはじめ、アジア各国からのわが国の玄関口としての役割を果たしました。当時は、唯一の貿易・渡航方法が船舶輸送だったため、人とモノ、文化が行き交う拠点として街は大いに賑わいをみせました。アジア各国から大阪に持ち込まれた工芸品や陶器などをつくる先端技術や豊富な情報は、大阪から日本各地へも急速に伝わり、ものづくり文化の発展に貢献したと言われています。その後、都が移り変わっても、大阪はアジアとの交流を持つ国際的な都市として発展を続けてきました。
天下の台所・大阪
大阪が「天下の台所」と呼ばれていたのは、17世紀頃のこと。現在の東京に江戸幕府が置かれ、大阪で武士同士の激しい争い(大坂の陣)が起きた後です。戦火で焼け野原となった状態から復興が進み、船が絶え間なく行き交う物流の街として再生しました。その後、蔵屋敷と呼ばれる倉庫が立ち並び、米や特産物などの取引が盛んに行われました。大阪から日本全国に米が送られ、日本の食を支えていたことから「天下の台所」として、無くてはならない地位を確立します。また、世界ではじめて先物取引が行われたのも、この場所です。その年の米の出来具合を予測し、実際に収穫される数ヶ月前に値段を決めて売買するもので、現在は形を変えて金融機関で引き継がれている取引方法です。
日本の未来を支える大都市
19世紀に入り、日本の歴史上大きな改革である明治維新が起こりました。商売の街である大阪は停滞し、東京が経済の中心地として大きく成長していきます。そこから、大阪は工業の街へと姿を変え、19世紀の末には「東洋のマンチェスター」と呼ばれるまでに発展し、日本の工業化をリードしました。20世紀になってからも、高い工業技術や、製品が生まれる場所として注目を集め、大阪の経済はたくましく成長しました。一方で、アジア初の万国博覧会会場として選ばれるなど、国際的な大都市としても存在感を示しており、現代のアジアにおける重要な都市として、多様な発展の可能性に満ちています。
Culture新旧が交差する独自の文化
受け継がれる伝統芸能
大阪は、浄瑠璃や歌舞伎、文楽、上方落語などの伝統芸能が大切に受け継がれてきた街です。大阪の町人文化として育まれた文楽は、2003年にユネスコの無形文化遺産に認定され、世界からも注目されています。
文楽は、「人形」という物語を視覚的に見せるものと、「浄瑠璃」という音楽に言葉をのせて物語を聴かせる、ふたつの芸能を合わせたもの。16世紀末頃に大阪で生まれ、今でも「国立文楽劇場」で公演を楽しむことができます。
また、日本の伝統的な話芸である落語も、上方落語として大阪で独自の発展を遂げています。「天満天神繁昌亭」という落語の名所では、より多くの人に落語を楽しんでもらうために英語落語も上演されています。
西のポップカルチャーの聖地
日本三大電気街のひとつでもある大阪の日本橋は、日本独自のポップカルチャーの聖地として知られています。
アニメ・マンガ・ゲーム・おもちゃ・プラモデル・ロボット・コスプレなど、さまざまなジャンルの店舗が軒を連ね、毎年3月には、コスプレパレードや声優のトークショーなどで多くの来場者を集める「日本橋ストリートフェスタ」も開催されています。
こうしたコンテンツを、産業として本格的に世界へ発信するようになったのは2000年以降のこと。アジアをはじめ、ヨーロッパ各国、さらには南米諸国まで、各地にファンの輪が広がっています。
Internationalアジア、そして世界の玄関口へ
国際都市、OSAKA
大阪湾に浮かぶ関西国際空港は、日本初の24時間空港。国際線ネットワークで74都市と結ばれ※、関西と各都市、そして、日本と世界をつないでいます。格安航空会社(LCC)の乗り入れ数日本一を誇る空港でもあり、ビザ要件の緩和や円安の影響などで日本への渡航が手軽になったことなどから、中国や東南アジアからの来訪者が増えています。
現在、大阪には20万人を超える外国人が暮らしており、その多くがアジア諸国の国籍を持つ人々です。また、観光地としても注目が集まっており、日本を訪れる外国人観光客のうち約25%が大阪を訪れています。さらに、大阪府は世界9カ国・10都市と友好交流提携を結ぶなど、海外との交流事業にも積極的。国際都市として発展を遂げたOSAKAは、世界中のさまざまな地域とのつながりを、さらに深めています。
2015年夏期 就航都市
- カリフォルニア州(アメリカ)
- クィーンズランド州(オーストラリア)
- 東ジャワ州(インドネシア共和国)
- ホーチミン市(ベトナム)
- 上海市(中国)
- 江蘇省(中国)
- 沿海地方(ロシア)
- ドバイ市(アラブ首長国連邦)
- ヴァルドワーズ県(フランス)
- ロンバルディア州(イタリア)
多言語化に対応するまちづくり
2014年には、年間375万人以上の外国人観光客が訪れた大阪。
今後も増加が見込まれる外国人観光客や外国人居住者、留学生の受け入れ態勢を整えるために、多言語の観光案内掲示板を設置するなど、公共設備や商業施設において新しいサービスが導入され始めています。
さまざまな国の人が、より安心・快適に過ごせる街づくりが進められています。
Industry世界をリードする技術力
ものづくりのまち・大阪
大阪は、画期的なアイデアや独創的な発想で、新しいものを次々と生み出してきたものづくりのまち。
世界初のインスタントラーメンや、駅の自動改札機、便利なレトルト食品、今では海外にまで広まった回転寿司も、大阪から生まれたものです。現在、大阪には18,000社以上ものものづくり企業が集まり、化学や鉄鋼、機械類、食料や衣服、環境・新エネルギー産業など、他の都市圏と比べても、さまざまな業種がバランスよく集積しています。このため、部品から最終製品まで、大阪でつくれないものはないと言われています。中でも大阪の東部地域に位置する東大阪は、全国一の企業密度を誇り、その高い基盤技術を活かしてロボットの実用化・製品化を目指したり、航空・宇宙産業分野においてロケットを打ち上げるプロジェクトを成功させたりして話題を集めています。
産学官の高度な連携、最先端産業も集積
大阪の北部は世界的に有名な研究機関・企業等が集積しており「北大阪バイオクラスター」として産学官が連携し、バイオ・創薬・医療機器・再生医療・食品などをはじめとする、ライフサイエンス分野の研究や製品開発が行われています。
特に、大阪府の医薬品関連出荷額は全国トップで、国内外の医薬品関連産業をリードしています。
湾岸部は太陽電池、大規模ごみ発電やメガソーラーといった再生可能エネルギー企業や、植物工場研究所などが立地し、「環境技術・新エネルギー産業エリア」として太陽光パネルや電池などの製造が盛んに行われています。
国内のリチウムイオン電池・太陽電池の8割が関西で生産されるなど、アジアにおけるバッテリー関連のイノベーション拠点をめざした取組みが進んでいます。
Sightseeing見渡す限りホットなスポット
多角的な魅力があふれる街
大阪には、日本を代表する繁華街や、有名なランドマークなど、個性的な観光スポットがたくさんあります。なかでも人気のスポットのひとつが「海遊館」。世界最大級の屋内水槽を持ち、大手旅行クチコミサイトでもアジアNo.1の水族館に選ばれたほどです。
また、大阪を一望できる空中庭園と、独特の建築美で世界に知られる「梅田スカイビル」、地上60階建て、高さ300mという日本一の高層ビル「あべのハルカス」も、国内外から多くの人が集まるスポットです。このほかにも、多くの百貨店や商業施設が集まる「梅田」エリアや、大阪らしいエネルギーと賑わいにあふれた繁華街「道頓堀」、2.6kmにわたって600店もの店が軒をつらねる日本一長い商店街「天神橋筋商店街」、美しい緑とお堀に囲まれた「大阪城」、世界有数のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®」など、あらゆる楽しみがこの街に詰まっています。
四季を彩るバラエティ豊かなイベント
大阪では、1年を通して多彩な催しが繰り広げられます。造幣局で開催される「桜の通り抜け」は、130年以上も大阪の人々に親しまれている春の恒例イベント。美しい桜が人々の心を和ませます。
夏には、数々の花火大会やお祭が開催され、多くの人が色鮮やかな浴衣をまとい日本の夏を楽しみます。なかでも「天神祭」は、日本三大祭りのひとつ。その歴史は千年を超えます。
秋は、住吉大社や大阪天満宮で開催されるお月見行事や、250年以上前から続く勇壮な祭として、日本中から約60万人もの観客が集まる「岸和田だんじり祭り」が知られています。大阪市内で開催される「大阪マラソン」には、3万人以上のランナーが参加し、多くの声援が沿道に響きわたります。
冬には金剛山が美しい雪化粧に染まり、お正月は、初詣に出かける人々で賑わい、1年の幸せを祈ります。たくさんの魅力的なイベントが一年中どこかで行われ、いつも活気にあふれています。
Food Culture美味さを発見!
世界遺産にも登録されたWASHOKU
大2013年、「WASHOKU」がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本の食文化に世界から注目が集まっています。日本人のなかでも大阪の人は、食を楽しむことにかけてとりわけ熱心。大阪料理の特徴は、カツオや昆布からとったダシや、食材がもともと持っている風味を活かしたUMAMI文化です。
大阪のダシは上品でまろやかなのが特徴で、うどんやお吸い物の澄んだツユは、口にふくむとあたたかくやさしい味わいが広がります。また、大阪には一年中、海山の食材が豊富に集まり、さまざまな旬の味覚を楽しむことができます。
大阪のおいしい水
大阪の水道水は、最先端の浄水処理により、健康に影響を与える恐れのある物質やかび臭などを除去した高品質の水です。
蛇口をひねればいつでもそのまま飲める安全な水が出てきて、そのおいしさはミネラルウォーターにも引けを取らないと評判です。
くいだおれの街
くいだおれとは、食べ物に贅沢して財産を失ってしまうというような意味で、それほどに大阪は食の楽しみが豊かだということです。
大阪名物であるたこ焼きやお好み焼きは、目の前の大きな鉄板で焼いてもらうのがスタンダード。また、安くておいしい串カツなど、「B級グルメ」と言われて親しまれる庶民的な食文化が発達しています。