Seiya Unoさん
二つ目に学んだことは一歩踏み出す勇気を持つということです。この一年間、私たちそれぞれがいろいろなことに挑戦してきました。確かに人類学や社会学の授業も難しかったですが、私にとってこの一年間で一番大きな挑戦、それは漫才でした。NIC では毎年富士山麓に訪れ大阪校と東京校の合同行事アウティングというものがあります。そのアウティングの夜のレクリエーションイベントで相方のあつしとともに漫才をさせていただきました。彼に漫才を誘われた当時の自分は漫才を見るのは好きでしたが実際に自分が漫才するという経験はありませんでした。なので、最初誘われたときは一瞬断ろうかと思いましたが自分の知らない世界が見れるのではないかと思い一歩踏み出しました。私とあつしは課題に追われつも漫才の練習を重ねました。結果はとても満足のいくものでステージから見えた景色はいままで自分がみたこともないものでした。人を笑顔にする。これほど素晴らしいものは他にないということを実感した瞬間でした。もちろん、全ての挑戦がうまくいくとは限りませんが失敗からも必ず学ぶことはあります。ですから、全ての挑戦には意味があるのだと思います。
こうして様々なことを学び吸収してきた私たちも今日でNIC を卒業します。これからの留学に向けて私たち一人一人がそれぞれの思いを抱いています。私たちの英語力はこの一年で飛躍的に向上しました。入学当初の自分たちの能力の限界ラインは今の私たちの遥か彼方後ろにあります。今の自分の限界は未来の自分の限界ではないのです。なぜなら、経験を通して私たちは成長していくからです。もちろん、まだまだ私たちは留学先でさらに多くのことを学ぶことでしょう。しかし、それと同時に現地の人々もまた我々から何かを学びます。このようにただ一方的ではなく相互的な学び、それこそが留学の真価なのであると思います。そんな素晴らしい機会に恵まれたことに喜びを感じつつ私たちはまた一歩踏み出します。
ありがとうございました。