西野 真心 Mako Nishino
大阪府立春日丘高等学校よりNIC高校部3年次転入
カリフォルニア州立シトラスカレッジ進学
Citrus College Music Performance
授業前には動物園みたいな声が聞こえてくるんです。それが私は好きでした。時には日本の教育の話をしたり、ばちばちのディベートやディスカッションをしたりしました。それも好きでした。個性は強くとも団結力はあるため、協力プレイする課題も、もちろん好きでした。みんなとダベるのも好きでした。
今置かれている環境で頑張ること、好きなことを好きって言うこと、人と仲良くすること、とりあえずやってみること、出会いを大切にすること、今を生きること、、などなど、色んなことを教えてもらいました。
そんな1年で、私は、今までの帰属感を手放し、いい意味でindivisualisticになれました。背伸びもいいカッコもしなくなりました。
人にどう見られているか、を気にしてきました。優越感、劣等感や、プライドが邪魔する時がありました。だからか、中高では、作詞作曲するのが好きとか、ダンスするのが好きとか、本読むの好きとか、深い話するの好きとか、周りにあまりオープンにしてきませんでした。帰属感を求めながら周りと一線を画す、矛盾した自分がずっといました。
NICでいざ自分の曲を歌ってたらそれ好きやで〜って言ってくれる友だちがいたり、好きな本の話できる友だちができたり、授業で質問しまくってもちゃんと掘り下げてくれてより深く知れたり。ギターを引いたら一緒に歌ってくれたり。open up して馬鹿にされないって分かって、嬉しかったです。
大学受験から逃げたような劣等感や皆のように課題が上手くこなせない焦燥感があったり、大好きだった高校を途中で手放してまでこっちにきて良かったのかなと後ろ髪引かれるときもありました。
だけども、ここに来たから大好きなクラスメイトに出会えました。それが全てで、だから悔いはないです。
どこでもそうかもしれませんが、NICは人生を変える魔法のような場所、ではありませんでした。だけど、やれば伸びるし、心を開けば色んな面白い人と仲良くなれるし、助けを求めれば先生方や友達が必ず助けてくれる、言い換えると、自分自身で行きたい方向へ舵を切れる環境です。
留学先でも新しい出会いを大切に頑張ります。みんなみんな、ありがとうございました。