大津 まいさん
Olympic CollegeDouble Majors AS in Biology and AA in Psychology
NIC大阪校 第7期生 / 北海道出身
ワシントン州立オリンピックカレッジ(Olympic College)で、生物学と心理学ダブル専攻しているNICの先輩から、コロナ禍での留学体験について、みなさんにお便りです。是非、今後海外で活躍するご自身の姿を想像しながら、お役立てください。
留学一年目にしてコロナウイルスの影響により、私はホームシックになってしまいました。周りにいた留学生が殆ど帰ってしまい、学校の授業もオンラインになり、自粛でなかな人に会えない日々が続き、それは思いのほか辛く、私も日本に帰ろうか悩みました。しかし、このままではこれから壁にぶち当たりそうになった時に、どうやって立ち上がっていいか分からなくなってしまうと思い、アメリカに残ることを決めました。まずは人と話すきっかけ作りから始めなければと思い、私の住んでいる寮でRA(大学寮長)として仕事を始めることにしました。RAとは寮のアドバイザーのことで、寮生の心と体のサポートをします。ホームシックになった経験を生かし、コロナの状況でもコミュニケーションが取れる環境作りを心がけ、今はZoomのイベントや寮生一人一人と話したり、手紙を書いたりしながら寮生の心のサポートをし、寄付していただいた自転車を塗装してバイクレンタルの設備もしました。
コロナの状況でも前進できたのは、今起きていることが困難に思えても、そこからポジティブさを見出せたからだと思っています。また、孤立してしまいがちな状況から、どのように人と話す機会を増やすことができるかを考えて行動に移すことが出来たのも大きな理由だと思います。私に必要だったことは、「人と沢山話すこと」でした。家族や友達、周りの人たちのサポートがなければ私は乗り越えることが出来ませんでした。そして、「どうしよう」ではなく、「どのようにして」と考え、どのような状況においてもヒントを見出すことでした。
今、海外留学を考えている皆様、不安も沢山あると思いますが、今この状況でしか発見できない大きなチャンスも沢山あると思います。「人と話すこと」、「どのようにして」と考えることを忘れなければ、きっとどんな困難な状況でも乗り越えられるのではないでしょうか。皆様のこれからを心から応援しています。