皆さんは、「ノートの取り方」を意識して
授業中にノートをとったことがありますか?
ノートの取り方には、押さえるべきポイントがあります。
実は、そこを押さえるだけで簡単に、一歩差がつくノートを作ることができるのです。
海外では、ノートをとることを”ノートテイキング”といい、
これは、海外の学生にとって、とても大切なスキルの一つです。
ここでいう”ノートテイキング”とは、皆さんが思う「黒板に書いてあるものを写すだけ」とは全く異なるものです。
何が、異なるのでしょうか?
それは、海外では「板書がない」ことにあります。授業中、海外の学生は何をしてるかというと、先生が話すことを、必死に、ノートに纏めて書かなければなりません。
海外の大学では、”良いノートを征するものは、大学を征する”なんて言葉もあるくらい、
「良いノートをとる(ノートテイキング)」スキルは、必要不可欠なのです。
ここでは、人を「おっ!」とさせる、差がつくノートを取ることができる、
ノートテイキングの練習法とポイントをお伝えします。
ぜひ、活用してみてください。
“ノートテイキング”は、難しい?
“ノートテイキング”の何が難しいかというと、2つのことを同時にこなす必要があるからです。
一つ目は、
- ポイントを聞き取るチカラ
(授業で聞いた内容の要点と詳細を理解しなければなりません。)
もう一つ目は、
- そのポイントをまとめるチカラ
(聞き取った内容を丁寧にノートにまとめる必要もあります。(後で見て分かるように!))
実は、一つ目のスキルは、普段テレビを観るときに誰もがやっていることなんです。
特に難しいのは2つ目のスキルで、習得にはそれなりの練習が必要です。
それでは、次の章では、
人と差がつく、ノートテイキングの練習法をご紹介します。
テレビ/ラジオを使った、ノートテイキングの練習法
ノートテイキングのやり方にまず慣れるためには、テレビやラジオを使うのがオススメです。テレビやラジオには、身近な話題がいっぱいありますよね。これを使うことで、難しいノートテイキングが楽しく始められます!
ここで、「良いノート」をとるために、気をつけたい5つのポイントを押さえていきましょう。
ノートテイキングの際に気をつけたい5つのポイントは、
- 聞き取ったことを短い文章(フレーズ)で書く(冠詞、前置詞、全文を書かないこと)
- まず話の要点を掴み、続いて詳細を聞き取る
- ノートを取る時には情報を整理して書く
- 後で読むことを考えて丁寧に書く
- シンボルや略語を使う(例:andの代わりに&、peopleの代わりにpplなど)
です。
それでは、この5つのポイントを押さえながら、実際にノートテイキングの練習をしていきましょう。
ノートテイキングの3ステップ
B5ノート1冊、筆記用具、目と耳(簡単でしょ!)が準備できたら、次の3ステップでノートテイキングを始めましょう。
- ステップ1
英語の番組を1つ探して聞いてみましょう。ドキュメンタリー、ラジオのインタビュー、テレビ番組、ラジオニュース、コメディ、映画など、自分が面白そうだな、興味が持てそうだなと思うものを1つ選びます。
- ステップ2
観て、聞いてノートを取ります。この時、”気をつけたい5つのポイント”を忘れないように!映画やテレビ番組の場合は場面ごとに観て、観終わるごとに起こったことをまとめていくとうまくいきます。聞き取ったそのままを書くのではなく、自分の言葉でまとめて書いていきましょう。あくまでも短いフレーズで、全文は書かないことが大切です。
映像を観ながら書くというのはなかなか難しいですが、実際の海外の授業の練習だと思ってやってみましょう。先生は話すのに夢中で、ノートテイキングのための時間はとってもらえません。
- ステップ3
一度ノートを取り終わったら、もう一度内容を整理してノートを書き直してみましょう。実は、このノートの書き直しの時間が大事です。書き直す時には1回目よりも情報が整理されて、見やすい状態になるよう工夫してくださいね。
この3ステップを、週に最低2回は挑戦してみてください。
人と差がつく、良いノートをとっている人は、「短い文章で書く」、「要点のあとに詳細を書く」、「情報を整理して書く」、「丁寧に書く」、「シンボルや略語を書く」、特にこれらを意識して書いていることが分かります。
そして、この5つの特徴を見ても、どれもそんなに難しいことをしているわけではありません。
短い文章で書くことだったり、丁寧に書くことであったり、シンボルや略語で工夫して書くことだったり。。。つまり、基本的なことの積み重ねでノートテイキング力は高められていきます。
重要なのは、毎日続けることと、意識することです。
今回、ご紹介をした練習方法で、あなたのノートの取り方に磨きをかけていきましょう。気がつくと、人と差がつく、あなただけのノートが完成しています。
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