カリフォルニア大学バークレー正門前にて。
Ayuさん （Ayu）
University of California BerkeleyBA in Economics
NIC大阪校 第8期生 / 富山県・片山学園高等学校出身
2022年5月にDiablo Valley Collegeを卒業後、同年8月に カリフォルニア大学バークレー校経済学部へ３年次編入。2024年5月に同大学卒業予定。
NICでの思い出について教えてください。
海外留学をしようと思った際に、英語力に自信がなく、また留学の情報もなかったため、語学学校かエージェントを利用しようと考えていました。調べていく中で、NICは英語や留学情報だけでなく、勉強の仕方など留学した先のことを考えた教育を行っていた点と将来を語り合える仲間がいる点に惹かれ、入学を決意しました。
NICの授業での一番の思い出は、あるクラスで、読んだ本をわかりやすくグループプレゼンしようという授業です。どんな形で発表してもいいといわれたことから、私たちの班はオリジナリティを出すべく、演劇と動画制作をしようという話になりました。わかりやすく、かつ楽しい内容になるように、クイズを作ったり、ダンスをしたりしました。学校の授業が終わった後、みんなで集まって、台本をどんな風にするか、どうしたら伝わりやすいか、試行錯誤しながら準備している時間がとても楽しかったのを覚えています。私が動画編集担当だったので、個人的に動画の後、簡単なNG集を動画の後に付け足したのですが、それが授業でウケた時はとてもうれしかったです。20分ほどの長編作でしたが、今もしっかり保管してあり、とても大切な宝物です。
アメリカでの暮らしについて教えてください。
私は、カレッジに入学当初、履修登録で躓いたことをきっかけに、日本人会に入り、日本人留学生が、履修登録でつまずかないように履修登録会というイベントを新しく企画実行しました。自分が実際に失敗した経験から、どうにかしなきゃと初めて使命感みたいなものを強く感じて、行動しました。私がいるときだけの一時的なものでなく、例年のものにするためにどうすればいいのかを考え、実行するのは大変でしたが、結果的に目標達成できたのでよかったです。情熱をもって、物事に取り組み、結果を出すまで試行錯誤を繰り返し、自分を納得させるといった経験は、とても自己成長と幸福感につながりました。情熱や熱意、パッションを強く感じることができることが一時的にでも見つかったことは、とても幸運なことだと思います。それらがあると、とても「生きてる」という感覚を感じることができると初めて知りました。今後もそういったものを一つでも多く見つけることができるといいなと思っております。
UCバークレー編入後は、授業内容が難しく、かつ教授の英語が聞き取り辛く、授業内容が全く理解できない課題がありました。その時は、教科書を隅々読んで、ノートを作ったり、Office Hourに行ったり、できることをすべて行いました。専攻の必須科目であったため、経済学の専攻ができなくなるかもしれないといった脅迫感なども感じて、精神的にも不安定でした。しかし、友人に話を聞いてもらったり、実際無理だった場合、Data Scienceを専攻にするのもいいと自分自身を納得させることで、精神を保つことができました。これらの結果、ギリギリでしたが、単位を落とすこともなく、もともとの期待通りに経済学を専攻することができました。この経験から、精神的に強くなることができましたし、もしもの時のために取っていた統計のクラスから、Data Scienceをマイナー（副専攻）にするという選択肢を新しく見つけることもできました。実際、とても苦しい時間でしたが、今思えばとてもいい経験だったと思います。
読者へのメッセージ
私のこれからの夢は、先に述べたPassionを感じることができるものを一つでも多く見つけるためにいろんな経験をすることです。ですので、いろんな業界を知ることができるコンサルなどの職種を中心に就活しております。また、加えて、留学といったとてもコストがかかる経験をさせていただいたことから、それ相応の貢献を周囲や社会にできるように自己研鑽を続けたいと思っております。
人生は一度きりなので、やりたいと思ったことを、やって生きていいと思います。
留学前、４年間も学費が払えるのかどうかといった問題は常にあり、やっぱり留学をやめようと思ったことは何度もあります。しかし、母がそんな私の背中を押してくれました。実際、コロナや円安などの向かい風は強かったですが、奨学金をもらったり、オンライン留学を行うことで、私が留学する前の懸念点は何とかなってきました。これらの経験から、いちばん大切なのは、どうしたいのかといった自身の気持ちとそれをやり遂げる、やる気と覚悟だと学びました。。
