「大阪」 発 「フランス」経由「世界」。

卒業式にて。写真向かって右端が桑山さん。

桑山 るりさん (くわやまるり)

IESEG school of management Bachelor in International Business

NIC大阪校 第7期生 / 大阪狭山高等学校出身

2023年2月、フランスのグランエコール「IESEG」を卒業し、世界第2位の売り上げを誇るグローバルPR企業「Weber Shandwick」で活躍中。

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現在のお仕事について教えてください。

フランスの大学でマーケティングを専攻していたことと、SNSマーケティングのインターンを一年ほど行った経験もあり外資系PRエージェンシーであるWeber Shandwick でエディターとしてのポジションに就きました。仕事内容として、海外ブランドの日本マーケット向けのSNSを代理で運用しています。コンテンツやSNSストラテジーのローカライズであったり、日本オリジナルのSNSコンテンツを製作しています。その他ブランドのPRイベントやキャンペーンも担当しています。

NIC時代の思い出を教えてください。

中学生の時から、海外に住みたいと考えており、ただ住むのではなく現地の会社で働きたいと思ったので、日本の大学ではなく現地の大学をでたほうが就職に強いと思ったからです。あと日本の大学では真剣に勉強できないとも思っていました。

大阪校では、クラスメートと、海外の大学に進学するという同じ目標を持って勉強に励むことが楽しかったです。放課後一緒に宿題をしたり、イベントを楽しんだり、すごい充実していました。

大阪に実家がありながら、勉強に集中できると思い大阪校の近くで一人暮らしをしました。挫折したのは、進学して一学期の始めから勉強につまずき、前期の終わりに成績が足りないと警告を受けた時です。サボっていたわけではないので、やってるのに成績が伸びないという自分自身へのムカつきと家族への申し訳なさを感じていました。成績を上げるために、それまで終わらせることが目的になっていた課題を、先生が求めていることをカバーできているか見直すようになり、成績も徐々に上がるようになりました。

フランスでの思い出は?

入学時に英語のレベルはクリアしていても、自分と周りの生徒の英語力と発言力を比べてしまって留学の最初は辛かったです。でも自分なりにParticipation(授業中の発言や積極的な参加)を頑張ったり、真面目に授業を受けていると、教授から好かれるようになりました。それ以来、自分には自分の良いところがある、シャイで内向的でも気にしない、と思えて他の生徒と比べなくなり、自信がつきました。

読者へのメッセージ

私は、前までは、会社で昇進して管理職なになりたいと思っていましたが、いまはエディターなりデザイナーとして専門性を磨いて、企業で勤めることにこだわらず、どこの国に行ってもリモートで働けるようになりたいです。

就活を通して、海外留学の経験と英語でのコミュニケーション能力を企業が求めていることをすごく実感しました。とくに、英語を話せるだけでなく、物怖じせず積極的に発言したり行動できることや、アウトプット能力が大切だと感じました。自分が暮らしてきた場所を抜け出して、多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まる環境で必死に勉強した経験は、自分の成長になり将来の仕事にも繋がってくると思います。

これを読んでいる皆さんにも、ぜひ、海外の大学に進学して、大学卒業後の選択肢を広げてほしいです。

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