自分の殻を破れ!! その先には今まで見たこともない自分がいるはずだから。

三橋 凜生さん (みつはし りお )

Diablo Valley CollegeAA in Political Science

NIC東京校 第35期生 / 山梨県・北杜市立甲陵高校

趣味: 読書、映画鑑賞、音楽を聴くこと、ピアノ、ベース、ドラム、弓道

三橋さんは、カリフォルニア州の大学に進学し、(2023年8月)、政治学を学ぶ予定です。

目次

本音を言わない自分

私は公立中高一貫の進学校に通っていました。中学では割と自由な校風ということもあり、英語弁論大会や委員会活動、運動部に積極的に参加し、活発な学生でした。しかし、高校に進むと雰囲気は一変します。有名大学合格という一つの目標に向けて、みんなが勉強に本腰を入れます。私もその一人でした。弓道部、学業に専念しながら、SDGsに向けての課外活動も行っていました。でも実際は、自分に対して、ずっと違和感を感じていました。「このままでいいんだろうか。」「自分が本当にやりたいことができているのか。」有名大学合格という、1つの方向を向く友達のそばで、気づくとその頃の私は、自分の本音を言わない自分になっていました。

「これだ!」と思えたNIC入学

NIC を知ったのは高校2年生の11月でした。その時の胸の高鳴りは、今でも覚えています。大学入学後に短期留学をすることは決めていましたが、NICを知った瞬間、「これだ!私は本気の留学がしたかったんだ!」とはっきりと悟りました。

 世界で何が起きているのかを真剣に学び、人々の役に立つ職に就きたいと思いました。NICのガイダンス(説明会)に参加して、「人と違っていいんだ。自分の信じた道に行こう。」と決めました。自分のことは自分で決める。それは我が家のルールなので、建設的に理解を求めれば両親は納得してくれるとわかっていました。学校はNICのスタッフのみなさんの協力もあり、担任の先生との面談を重ね、最後は私に力添えをして下さいました。

NICでは、毎日たくさんの課題が出ます。最初は課題に対する、時間の掛け方がよくわからなくて、大変でしたが、友達と切磋琢磨しながら課題をこなすことで、時間の使い方が上手くなりました。授業ではCanvasというソフトウェアを使いながら勉強をしてゆくのですが、毎日、自分の課題に対する教授からの添削を見ることができます。それを見て、自分のどこが悪かったのかを見直すことが可能です。

NICでの最初の1学期は、分からないことを常に先生に聞きに行って、自分を伸ばすために頑張りました。そして2学期は、チューター(個別で学生を教える成績優秀生)として自分が教える側になり、理解を深めていきました。自分の成長が感じられる毎日だったので、課題がたくさんあっても苦ではありませんでした。

より世界を身近に感じる日々

高校生の時は、自分自身に違和感を感じながら萎縮していた感があります。今は自分に対して素直になりました。やりたい事に対し積極的になり、望む気持ちを閉じ込めてしまうのは、勿体無いと思えるようになりました。私は今、NIC35期の学生会長として活動していますが、これもその1つです。

また、NICで勉強をするうちに、より世界を身近に感じるようになりました。世界で起きていることが我が事のように思えて、解決策を考えたり、意見を持つようになりました。そして、漠然としていた夢がNICで勉強を重ねていったことで、今は確実に掴み取れる気がしています。将来は、Diablo Valley Collegeで学んだ後、いずれUCバークレーに編入して、その後は大学院に行きたいと考えています。道のりは長いですが、努力を継続していきます!

世界の諸問題の解決に取り組む仕事に就きたい!

私は将来国連のような、人権や貧困など世界の諸問題の解決に取り組むような職業に就きたいと考えています。私がこの夢を持ったきっかけは、中学生の時の体験が大きく関わっています。海外に住む叔父に会いに行ったときに、私は衝撃的な光景を目にしました。豊かな先進国のはずなのに、たくさんの路上生活者の姿がありました。その国では近年、絶対的貧困が問題になっていることを知りました。その時の胸の痛みは、今も忘れていません。そして、実は日本でも相対的貧困が社会問題になっています。私に何かできることはないかと、行動を起こしたことがきっかけで、将来の職業として考えるようになりました。

自分の可能性を信じて

人と違うことを恐れて、自分の殻に閉じこもっていることほどもったいないことはありません!望んだものを自分で掴み取るために自分を貫き通すことは、とても難しいことです。

そんな時こそ、個性を大事にしてくれる海外留学を選ぶことで、私は今までにない充実感を感じることができています。文化や考え方が全く違うところへ行くことには、正直不安も感じています。でもそれ以上に楽しみでもあるんです。「新しい自分」に出会うために、これからも邁進していきたいと思っています。

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