「アメリカ留学って、具体的に何にどれだけ、お金がかかる?」「トータルすると、どれぐらいのお金が必要?」と、アメリカ留学に一度でも興味を持った人は、疑問に思われると思います。
アメリカ留学に関する”お金”の疑問が解決できれば、あなたの留学への気持ちもグッと高まるはずです。
では、アメリカ留学にかかる実際の費用っていくらなのでしょうか。
ここで紹介するのは、
あなたの行きたい留学先が決まっていなくても、留学に行くか決まっていなくても、留学に少し興味があるだけでも、誰もが活用できる情報です。
- アメリカ留学費用の具体的な内訳
- アメリカの大学進学先別で見る年間授業料
- アメリカ留学の費用を抑えるコツ
今回は、この具体的な3つのテーマに絞って、アメリカ留学の費用についてご紹介します。
この記事でご紹介する具体的な費用を理解し、不安や疑問をなくすことで、あなたの留学への意欲を一気に高めてください。
アメリカ留学費用の具体的な内訳
さて、「留学先でかかる費用」とは実際にどんな、ものがあるのでしょか?
「留学先でかかる費用」には大きく分けて、5つに分かれています。
- Tuition and Fees / 学費
- Room and Board / 住居費&食費
- Books & Supplies / 教材費
- Insurance / 保険
- Personal Expenses / お小遣い
です。
では、具体的な内訳の例を見てみましょう。
ミネソタ州立大学マンケート校の内訳
今回、例に挙げるのはアメリカ・ミネソタ州にあるミネソタ州立大学マンケート校です。
ミネソタ州立大学マンケート校は、留学生は全員ボランティアをやることを条件に返済不要の奨学金が支給されます。奨学金受給後の学費は
1学期目が$4,422、2学期目が$4,422、1年で $8,844(日本円で約99万円)
です。
Room and Boardとは、日本語で寮費+食費を意味します。ここではOn Campus Housing(大学の寮)に滞在すると
年間で食費込みの$9,353(日本円で約105万円)がかかると記されています。
その他かかる費用として、
教材費が$1,200(日本円で約13万円)、保険が$1,550(日本円で約17万円)、お小遣いが17万円
となっています。
ミネソタ立大学マンケート校の留学生の費用一覧
Costs and Financing – International Students – Undergraduate Admissions – Minnesota State University, Mankato
では、ミネソタ州立大学マンケート校の1年間の出費の内訳をグラフにしてみましょう。
ここがポイント
グラフを見てもわかるように、学費と住居費が全出費の8割を占めています。
各費用の中で、大きな割合を占めるのは、授業料と滞在費。そのため、選ぶ学校や居住先で、留学総費用に大きな差が出ることもあります。
アメリカの大学進学先別で見る年間授業料
つづいて、アメリカの大学別で年間の授業料の違いを見てみましょう。
2年制公立大学(コミュニティ・カレッジ)
Name of School/学校名 | Place of School/場所 | Tuition and Fees/学費 |
---|---|---|
ビュート・カレッジ | カリフォルニア州 | $7,300 |
ロックランド・カレッジ | ニューヨーク州 | $8,000 |
4年生州立総合大学
Name of School/学校名 | State/州 | Tuition and Fees/学費 |
---|---|---|
カリフォルニア州立大学サンディエゴ校 | カリフォルニア州 | $20,502 |
テキサス大学オースティン校 | テキサス州 | $51,786 |
4年制私立総合大学
Name of School/学校名 | State/州 | Tuition and Fees/学費 |
---|---|---|
南カリフォルニア大学 | カリフォルニア州 | $42,818 |
ハワイパシフィック大学 | ハワイ州 | $24,200 |
ここがポイント
アメリカ進学の場合、公立か私立か、2年制と4年制などによって、学費は異なり、学部によっても金額は異なります。学費が比較的高くない大学もたくさんあるので、じっくり大学を選ぶことが大切です。
また、現地での生活費は国による物価の違い、エリアによる差(都市部や田舎)も影響する場合があります。私立大学では、奨学金も比較的さまざまな種類があるので、上手に生かすことも大切です。
アメリカ留学の費用を抑えるコツ
各費用の中で、大きな割合を占めるのは、授業料と滞在費。
この2つの費用を抑える方法は何かあるのでしょうか?
2年制の大学から4年制の大学に編入する
アメリカの2年制大学は、観光学、幼児教育学、グラフィックデザインなど、職業に直結する実務教育課程に加え、4年制大学に3年次に編入することを目的とした、編入プログラムが行われています。
アメリカの現地学生も約50%が、直接4年制に進学せず、2年制から4年制に編入しています。授業料を抑えるためです。
4年制大学よりも、アットホームで、学びやすい環境であることに加え、授業料が4年制大学に比べ4分の1~半分程度となっています。
また、アメリカの大学では、最初の2年間は、必ず教養課程で一般教養を勉強しなければなりません。要するに、学部を決め、専門課程に入るのは大学3年生でいいのです。
費用を抑えたい方は、最初の教養課程の2年間を2年制大学で過ごし、3年次に学部を決めてから4年制大学に編入することも一つの方法です。
授業料が比較的安く、教育の質の高い4年制の大学に進学する
ミネソタ州立大学マンケート校などは、全留学生は、ボランティアを25時間することで、授業料が年間で80-90万円まで減額されます。
奨学金を貰う
奨学金には、主に種類が二種類あり、貸与型と給付型のものがあります。
貸与型の奨学金としては、各大学から入学時に貰うものと給付型の場合、
日本学生支援機構(月額12万円まで)などがあります。
アメリカでの住居費と食費を抑える方法
アパートをシェアする
住居費として、寮>ホームステイ>アパートの順で費用は決まっています。
大学の寮が1番高く、アパートは比較的に安いです。
現地でアルバイトをする
現地で、留学生としてアルバイトをすることが可能です。
アメリカでは、大学のキャンパス内でのみ働くことが可能で、 1週間で、就労時間が20時時間までと決まっています。
最低賃金は、州により異なりますが、1時間あたり$7.25~15.00となっています。
イギリスの大学では、キャンパス外で働くことが可能であり、1週間で£112.20 (約¥16,608)が平均の賃金になります。
Students cash in on part-time work | The Guardian
Resident Assistant (寮長) になる
アメリカの大学では、ある規定の成績を満たしている学生は、寮長になることもできます。
寮長になると、寮で住んでいる他の学生のケアや、カウンセリング、昼間や夜間の見回りなどをします。
寮長になることにより、寮費と食費が免除となるので、学生に人気のお仕事です。
保護者向け 海外の大学・学費授業料一覧 https://www.nicuc.ac.jp/dream-or-never/parents.html