日比野 綾香さん (ひびの あやか)
State University of New York Genesee Community CollegeAAS in Tourism, Hospitality and Event Management
NIC大阪校 第11期生 / 滋賀県立水口東高校
趣味: 読書、ソフトテニス
滋賀県出身の日比野さんは、ニューヨーク州の大学で、ホスピタリティーを学ぶ予定です。
ラストチャンスだった、NIC受験
幼い頃から興味を持ったものや、やりたいと思ったことは全て(本当に全て…小学生の頃の夏のキャンプから、毎日のように送り迎えをしてもらいながら通った沢山の習い事、中学生の頃にはカナダへの短期留学まで)母にはさせてもらっていたので、自分の興味が向く方面には人一倍昔からアンテナを張っていたように思います。そんな私がNICを知ったのも、高校1年生の頃の進路学習で(国際系に進みたいということだけは決まっていたので、確かそれっぽいキーワードで)NICを見つけ、母にオンライン説明会の予約をしてもらい参加したことがきっかけでした。ただ、高校1年生の冬に新型コロナウイルスの流行が始まり、そこで私のNICへと舵を切りかけていた進路設計は振り出しに戻ることとなってしまい、高校2年、3年と月日を重ねるうちに、新型コロナウイルスの流行に左右されない進路、日本の大学を受ける方向へと担任の先生方の強い勧めもあり私の進路設計は描き直されてゆき…私自身NICの存在も第一志望の大学に落ちて、浪人することを考え母から高校1年の時に考えていた留学の道に進むのはどうか?との提案をもらうまではすっかり忘れていました。が、幸運にも浪人覚悟で受けた、3月26日の最後の一般入試で合格をいただき、NICでの新たな一歩を踏み出しました。
ハード but 楽しいを体に刻む
NICでの勉強は、思っていた何倍もきついです、大変です。でも、「大変」って大きく変わるって書きますよね。 1日1日は本当に大変で、ついて行くのに必死ですが、ふと、宿題が終わって、「何しよう。」って考えている時に、なんか成長したな(大きく変わっていってるな)って感じます 笑。
英語を話すことも授業を受けることも、多分それらは多くのNIC生にとって簡単なことではありません。だってみんなちょっと前までは普通の高校生でしたから。笑、だから会話の最中や発表の際、沢山沢山文法間違いも単語のミスもみんながみんなお互いに見つけていると思います。でも、ディベート(決められたトピックに対して異なる意見を持ち、討論すること)中に私たちがそれらの間違えを逐一気にするかと言われたら…気にしません。私たちは討論に勝つことに夢中で自分の文法間違えや単語間違えに気を配る余裕なんてありません。私たちは英語を話すことにも夢中ですがそれよりも自分の意見を通すことに夢中で、その中で先生やクラスメイトから新しい表現や単語を学んで、もっと相手に自分の意見が伝わるように学んだことを常にフルに使っていく。そうして成長していくことの出来る環境がNICにはあります。
失いかけていた新しい自分が、イキイキする場所
自分の意見を、先生やクラスメイトがものすごく肯定してくれるので、こんな自分でももうちょっと欲張ってもいいのかな、という風に今は思えています。もっと伝えたいし、もっといいアイデアをみんなで作りたいし、もっと自分の意見をぶつけたいし、もっと意見でぶつかりたいです。自分の中の失いかけていた周りには言い出せないけれど常に自分の中に意見を持っていた本当の自分が、NICに入ってからはイキイキと踊っているように感じます。
そして、そんな私の今の夢は『頑張ろうとしている人が踏み出す一歩に対する、社会からの摩擦を少しでも減らすこと。』夢とは言っても、職業とか職種はまだはっきりと決まっていなくて、だから軽く漠然と聞こえるかもしれないけれど、頑張ろうって思ってる人が勇気を持って踏み出す一歩をもっと軽やかに、そしてもっと気楽に社会へと羽ばたいてほしい。これに尽きる気がします。ひとりひとりに完璧に寄り添う。なんてことは私に出来ないけれど、少しでも多くの人が、子どもが豊かな生活を送ることができて、またその子どもが大人になった時にまた次の世代に同じような選択肢を作ってあげられたら少しずつやさしい、今よりちょっと多くの人が生きやすい世界になるんじゃないかな。なんて今は思っています。
夢に向かって歩む上で、すぐに結果は出ないと思うし、進めていく上での課題もたくさんあると思いますが、とりあえず、こんな感じです。そして、まだまだ私の夢は大きくなる予定です。(笑)
たくさん悩んだらいい。
悩む前に即行動!とか、案ずるより産むが易し。とか、そういう言葉も世の中にはたくさんあるし、私自身も座右の銘を聞かれたら必ず答えるのは『思い立ったが吉日』だし、悩むよりも行動した方がいい!って意見や考えはこの世にたくさんあります。そして私も、その考えを持つうちのひとりかもしれません。でも、何もかもがすぐに行動に移せるわけじゃないし、たくさん悩んだ方がいい。というのも間違いなく私の持つ考えです。
悩んだら悩んだ分、自分で出した答えに自信と責任が持てると思うから。矛盾してるけど、私だってNICを受けるかどうかたくさん悩んだし、この選択が正解か間違いかなんて、きっと10年後、20年後の私が振り返っても分からないと思います。もしかしたら浪人して憧れの大学に入って…っていう選択の方が幸せな未来だったかもしれない。私にはわかりません。でも、自分が悩みに悩んで歩み始めた道だから、私は私なりにこの選択に責任を持っているつもりです。そして、正解か間違いかなんてわからないから、わからないならもうこの人生を終える時に、自分で正解だったって思えるように生きていくしかない。今はそれだけを思っています。
もし、少しでも私のこの拙い文章で、憧れの大学に一歩踏み出してみようかな。とか、もうちょっと自分で頑張ってみようかな。とか、NICって素敵だな、資料取り寄せだけでもしてみようかな。とか、読んでくれたあなたの気持ちが少しでも動いたら、それは私にとってこの上ない喜びです。書いてよかった!笑
最後にはなりましたが、今を自分と葛藤しながら生きているみなさんの未来がたくさんの笑顔で煌めきますように。みなさんのチャレンジを心から応援しています☺︎